わたしがあなたを選びました

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Amazon価格:¥ 924 (定価:\ 924)

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鮫島 浩二 | 主婦の友社 | 2003-07-01



星4つ | ありがとぅ
妻へ対しての愛情

お腹の子に対する愛情

親へ生んでくれた感謝

自分が親になる実感

すべてを感じ

そして決意をさせてくれた

妊娠中

出産したばかり

まだ予定はない人

すべての人に読んでもらいたい

そして、

いろいろなものと

向き合ってほしい


今日は死ぬのにもってこいの日

今日は死ぬのにもってこいの日

Amazon価格:¥ 1,785 (定価:\ 1785)

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ナンシー ウッド | めるくまーる | 1995-10



星5つ | 死生観を象徴したタイトル
タイトルで何を想像するだろう。生きる希望を失った人?それは全く反対で、この本に語られている人々はとても心の豊かな人ばかり。逆説的なタイトルに思えるが、逆説でもない。それはネイテイブ・アメリカン(インディアンではなくこう呼ぶべきだと思う)に独特な死生観からくるものだ。仏教の輪廻などにも通じるが、死を生の反対と考えるのではなく生の一部として考えているのではないだろうか。簡単な言葉で書かれているが、その意味を正確に理解するのは簡単なことではないと思う。文末には英語の原文も載っていて、内容は短いが、何度も読み返し、少しでも理解していきたい。


わたしと小鳥とすずと―金子みすゞ童謡集

わたしと小鳥とすずと―金子みすゞ童謡集

Amazon価格:¥ 1,260 (定価:\ 1260)

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金子 みすゞ | JULA出版局 | 1984-08



星5つ | いのちの根源から来た優しさ
金子みすずさんの詩は優しいです。
その優しさが、何か生命いのちの根源的なところから来ているような気がします

このようなこころの深いところに届いた本をいくつか紹介したいと思います。

おそらにはてはあるの? (単行本)
詩集 念ずれば花ひらく (単行本)
にんげんだもの (単行本)

クリスマスのプレゼントでもいいし、何の記念日でなくても読んで喜んでいただけたら嬉しいです。


詩のこころを読む (岩波ジュニア新書)

詩のこころを読む (岩波ジュニア新書)

Amazon価格:¥ 819 (定価:\ 819)

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茨木 のり子 | 岩波書店 | 1979-01



星5つ | 本書を読めば、詩を読んでより広く、深く反応するヒントをもらえる
冒頭著者は「詩は人のこころを解き放ってくれる力がある」と書いている。
本書を読めば、この一文の意味することに納得する。

音楽や詩を鑑賞するというのは、きまった手順や方法があって、こうしなけれ
ばならないなどといったことはなく、自由に感じるままに反応すればよいのだ
けれど、本書を読めば、詩を読んでより広く、深く反応するヒントをもらえる。

ジュニア新書ということで中学生くらいを対象に書かれたものであろうけど、
大人の世界にはなかなかこういうすばらし本は見あたらないので、大人もぜひ
一度手に取ってみて頂きたいと思います。


神曲〈1〉地獄篇 (集英社文庫ヘリテージシリーズ)

神曲〈1〉地獄篇 (集英社文庫ヘリテージシリーズ)

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ダンテ アリギエーリ | 集英社 | 2003-01



星4つ | 国語辞典をお供に
言わずと知れたダンテ作『神曲』。本文庫はその第一部となる地獄編である。
物語の筋としては、森に迷ったダンテがウェルギリウスをガイドに地獄を見て回り、今後煉獄と天国へも行く予定、
というただそれだけのことだ。一言で言えば本書の内容は地獄ツアーである。ダンテはこの地獄という場所を、
細かく分けて描いており、地獄は地獄でもいろいろな段階がある。地獄に落とされた者たちは、
生前に犯した罪の種類などによって細分化されて収容されており、各人に応じた責め苦を受けている。
殺人などの重罪よりも、寧ろ人をだましたり裏切ったりした者が特に重罰を受けているのが興味深い。
地獄にいるのは古代の人間(キリスト教がまだなかったために居る者と、カエサル暗殺などの行為を行った為にも居る者とがある)、
神話世界の人物(オウィディウスの変身物語に出てくる者たちや、トロイ戦争の人々など)や、
ダンテの生きたイタリア、殊にフィレンツェの政争に明け暮れた貴族や聖職者たち(教皇までいる!)などさまざま。
とにかく頼りになるガイドであるウェルギリウスに付いてゆくダンテと共に旅していくと、
ダンテがどのような者を地獄のどの部分に入れたか、そこにダンテの考え方、痛烈な批判・皮肉があらわれ面白い。
内容は難解ではないが、イタリアの政治抗争がややこしく消化しきれない部分もある。また、本文は大きな字で読みやすく、
すぐ下に註も付され理解を助けてくれるが、普段目にしない漢字や言い回しが多く、大部の日本語辞書を手元に置きたい。
本文中には18-19世紀の英詩人ウィリアム・ブレイクによる挿絵が組み込まれ、その解題もついている。


親から子へ伝えたい17の詩

親から子へ伝えたい17の詩

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ドロシー・ロー・ノルト | 双葉社 | 2005-12



星5つ | 丸暗記したいくらいです。
最近のポジティブであろう!、みたいな事の書かれている本より、本書の言葉のほうが、とても心に響きます。

「親から子へ」と題されているけど、「子から親へ」今までの全てに、名前をつけてくれたことにまで、感謝したい気持ちになる1冊です。

言葉って、詩って、とても美しいものなんだなと、素直に思いました。


自分の感受性くらい

自分の感受性くらい

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茨木 のり子 | 花神社 | 2005-05



星4つ | 読む度に凛とさせられる本
詩集など余り読まない自分だが、茨木さんの詩集だけは幾つか愛読している。表題作の「自分の感受性くらい」には、読む度に何と云うか襟を正さしめる気迫を感じさせられる。「初心消えかかるのを/暮しのせいにはするな/そもそもが ひよわな志しにすぎなかった/駄目なことの一切を/時代のせいにはするな/わずかに光る尊厳の放棄」。また、昭和天皇の有名な発言「そういう言葉のアヤについて/文学方面はあまり研究していないので/お答えできかねます」に想を得た「四海波静」も、言葉を弄ぶ者とそれを許す者への静かなしかし厳しい批判に満ち満ちて、印象に残る。


リルケ詩集 (新潮文庫)

リルケ詩集 (新潮文庫)

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リルケ | 新潮社 | 1963-02



星4つ | 待て……この味わい………
本作は自分にとって、バイロンほどの熱狂や情熱、シェリーほどの美しさを感じ取れるものではありませんでした。
訳が直訳過ぎるのか、独特なのか、或いはリルケ自身がそういった文体を用いているのか、
自分には皆目判別がつきませんが、接続詞の前後の繋がりに理解し辛い箇所が多数見受けられる事や、
多用される倒置、変則的な節の区切り等、一見しただけでは非常に詩の内容が捉え辛いのです。

しかし。
『待て……この味わい………』

上記は本レビューのタイトルであり、
オルフォイスへのソネットに収録されている詩のタイトルであり、何より偽らざる自分の素直な読感でもあります。
冒頭で列挙した点を差し引いても惹き付けられた事は紛れも無い事実です。
あくまで形式的な詩、概念的な表現に囚われていた自分にとって本作は衝撃的でした。
なにせそこには、型に囚われない自由な表現、溢れんばかりの叙情が多分に含まれているのですから。


中原中也詩集 (新潮文庫)

中原中也詩集 (新潮文庫)

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中原 中也 | 新潮社 | 2000-03



星5つ | 人生がちょっと変わった
子供心を失わない素直な人だ。
毎日ふっと思いつくのに生活のためにふりはらってしまうような事をちゃんと思い返して詩にしてる。
私は、もうそんなこと考えたってしょうがないと諦めてたのに。でもそうゆう生活って自分がよくわかんなくて余計に辛かった。
これを読んでやっぱり私もまた子供の頃みたいに生きようてゆうか気持ちだけでもそうしようと思えた。
この人は金持ちの子。だからこんなに詩を書けたのか。でもかんけいなく感動する。
やっぱ世の中に必要な人だ。


失楽園 上 岩波文庫 赤 206-2

失楽園 上 岩波文庫 赤 206-2

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ミルトン | 岩波書店 | 1981-01



星4つ | あらゆる意味でヨーロッパの古典なのですがー
“失楽園”は私にとって読みにくい作品でした。 聖書には簡潔に記されている天界の戦い、天地創造、アダムとイヴの楽園からの追放が叙事詩として書かれているのですが、上巻の大戦争などは、サタン以外の大天使たちは皆“造物主たるあのお方に逆らったお前が100%悪いのだから”と、完全に絶対正義の側にある、こちらが共感をよせられないロボット的性格で、そういう人物たちの繰り広げる戦争絵巻に私は興奮することが出来ません。 まったく痛みの伝わってこないハリウッドのCG大作を見ているような気がするのです。 

この作品で感情移入出来るのはむしろサタンの方なので、これは筋金入りのクリスチャンが読んでも奇妙な齟齬を感じるのではないでしょうか? 他のレビュアーの方々も口をそろえて“一敗地にまみれたからといってそれどうだというのだ!?”というサタンの台詞に感動していますが、クリスチャンにとってサタンとは感動すべき存在なのでしょうかー? キリスト教の本でありながら、それと何の関係も無い古代ギリシャの神々の名が随分出てきますし、天界の大戦争もむしろギリシャ神話的で、この辺、なにか奇妙な分裂を感じさせます。 やっと佳境に入ってくるのは第9巻以降で、特にアダムとイブの罪のなすり付け合いなどはすごいです。 他にもキリスト教の本質にまつわるミルトン自身の熱い信念がかいま見られます。 ただし、そこに述べられている事(肉欲に溺れてはならないとか、神の摂理に逆らってはならない、など)は、キリスト教徒の専売特許ではないはずだと私は思います。  

結局、古代ギリシャ世界、聖書の世界、すでに分裂してしまった近代人の心(サタンを前半の主役にしていることからしてもそれは明らかです)を全て含んだ、まさに正統派近代ヨーロッパ文学の古典なのですが、やはりキリスト教文学と世界文学(人種や宗教を超えて、あらゆる人間にアピールできる)の中間点にある作品なのでは?と私自身は感じました。 


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