小倉昌男 経営学

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小倉昌男 経営学

小倉昌男 経営学

Amazon価格:¥ 1,470 (定価:\ 1470)

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小倉 昌男 | 日経BP社 | 1999-10



星4つ | これはまさに経営のバイブル!
いままで様々な経営に関する本を読んできたが、これほどまでに実践に裏付けされた本はいままでに読んだ事がない。
今では、宅急便という言葉と、数日で日本全国どこにでも小包を送れるというのが当たり前のようになっているが、そのシステムの構築と規制緩和には想像を遥かに超えた苦労があった。目先の売上よりもお客様を大切にし、現場の声を何よりも大切にする。こんな企業が日本にもっと増えれば、必ず経済は良くなるだろう。
本書のような心に訴えてくるようなあつい経営書をもっと読んでみたい。


武装解除 -紛争屋が見た世界 (講談社現代新書)

武装解除 -紛争屋が見た世界 (講談社現代新書)

Amazon価格:¥ 777 (定価:\ 777)

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伊勢崎 賢治 | 講談社 | 2004-12-18



星5つ | 事実は冒険小説よりすごい
ひょんな事から著者の東チモール県知事時代日記ブログ(?)を見て、俄かには信じられませんでした。これが事実であることを、こんな仕事人がいることを。その後、著者のブログをむさぼるように追いました。本になると、現場の荒々しい息遣いはノイズキャンセルされていますが、スピリッツとして明快です。5月27日のNHKプロフェッショナルには、国連高等難民弁務官事務所ウガンダ・リラ事務所長高嶋由美子さんが登場、また、国連・法の支配・保安機構事務所DDR Sectionでは2007年12月以降、アヤカ・スズキ(AyakaSuzuki)という日本人女性がチーフを担当している。(wikiPediaより)とか、誇れるエリートがもっとクローズアップされるといいと思います。日本の子供たちのヒーロー、ヒロインとして。


職業としての政治 (岩波文庫)

職業としての政治 (岩波文庫)

Amazon価格:¥ 483 (定価:\ 483)

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マックス ヴェーバー | 岩波書店 | 1980-03-17



星4つ | 思想書の射程を超えて
「正当な暴力の独占主体」としての国家、とのあまりに有名な定義が披露される講演記録。

 しかし、当のヴェーバーはそうした定義もそこそこに、各々の政体の、各々の時代における
種々の「職業」のありようへとその議論を移していく。
 それらを極めて丹念に吟味したその後に、テーマは再び政治家たる者の資質の問題、暴力の
問題へと帰着する。
「心情倫理」と「責任倫理」の耐え難き分裂、しかし、そこで立ち尽くすものに政治家たる
資質などあろうはずもない。
 成熟の末、双方を併せ持ち、あまりに悲惨な状況を前にして、「それでもなおdennoch」、
この世界に情熱と判断力をもって立ち向かうもののみが「天職 Beruf」として、政治へと挑み
得る、この社会学者は聴衆を前にそう断言する。

 第一次世界大戦直後のドイツにおいて放たれたこれらヴェーバーのことばは、単にその
時代において解釈されるべきものではない。暴力の問題、責任の問題はすなわち人類史に
他ならない。ゆえにこそ、彼の熱き意志は今なお、深き洞察を有する生きたことばとして
語り継がれる価値を持つ。


日本はどれほどいい国か

日本はどれほどいい国か

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日下 公人 | PHP研究所 | 2008-09-25



星4つ | もしも英語ができたなら‥
 大東亜戦争は、つまり「文明の衝突」であったということになろうか。
腹黒い欧米の罠にはまった日本は、未曾有の敗戦の憂き目を見た。
 かつての歴史を否定し、文化を否定した戦後日本人に、歴史の再検討をし
日本の誇りを取り戻せ、と本書は説いているのだと思う。

 黙っていれば、受け入れたものとみなされる。
抗議の声を上げなければ何事も変わらない。
竹島等の領土問題、日本海呼称問題、拉致問題、食品問題、政府は相手の立場ばかり
慮っていて、肝心の日本国民はないがしろにされている。
 核を持つことで発言力が増すならば、持てば良い。
 そんな決断力を持つ政府を作るために声を上げ続けなければいけない。
 明治以降、日本が生き抜くために流した血を無駄にしないためにも、
日下、高山両氏にはまだまだ頑張っていただきたい。
 とりあえず、そんな日頃の鬱憤を晴らしてくれる一冊。


隷属国家 日本の岐路―今度は中国の天領になるのか?

隷属国家 日本の岐路―今度は中国の天領になるのか?

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北野 幸伯 | ダイヤモンド社 | 2008-09-04



星5つ | 広い視野で見た世界と日本
最初から、緊迫した世界情勢、近未来の予想と衝撃的な内容が続き、その視野の広さに驚きつつ日本の将来の見通しの暗さに愕然とし、不安を感じつつも今まであまり聞いたことのない話に興奮しながら一気に読んでしまいました。後半の教育に関する部分からはちょっと自己啓発的なところもあり、最後の著者の夢を読む頃には、日本の将来は明るいんじゃないか?と思うようになってしまいました。でも、日本が今までどおりのことを繰り返すかぎりは、前半部分に記述のような事態となるのでしょう。この本を読んでいると陰謀論はかえって視野が狭いのかな?と感じます。他国のトップと個人的なパイプがあるだけでも外交は大きく変わるという実話も印象的でした。著者の話に日本の政治家が真面目に取り組んでいることを祈ります。この本と伊勢崎賢治氏の本も参考になるのではと思います。


最底辺の10億人 最も貧しい国々のために本当になすべきことは何か?

最底辺の10億人 最も貧しい国々のために本当になすべきことは何か?

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ポール・コリアー | 日経BP社 | 2008-06-26



星4つ | そううまくいくか
1.私なりに内容をまとめると
 世界には繁栄と無縁な10億人の人がいるが、それらの人が所属国は4つの罠にはめられて身動きが取れない。これを放っておくと他の50億人にとっても不利益である。そこで、これらの国の貧困問題を解決するには、成長が大事である。その成長を促す手段4つを、的確に、かつ効率的に取り入れるべきである(罠と手段については本をお読みください)。
2.評価
 単なる著者の哲学ではなく、資料を駆使した上での結論のようなので(p314〜)、門外漢の私ごときの批判は難しい(資料に当たっていないので)。ただ、直感的には、疑問がある。
 まず、輸出品目を増やすのは可能か?天然資源に比較優位があれば、輸出品目を増やす気になれないオランダ病もやむないだろう。その克服ではなく、それを前提として政策を立案したほうがいいのではないか?
 第2に、貿易の多様性についてだが、50億人の人には多様性は不要なのか(農業補助金はその手段だろう)。10億人と50億人でルールが違うのはやむを得ないとは思うが、違った場合の不都合も考慮しなければならないのではないか。
 第3に、軍事介入について。有益だとしても、どのような哲学に基づくべきかが明らかでないし(今までの価値観を超えないと他国を納得させられないだろう)、国際連合の問題にも踏み込めていないように感じた(拒否権をなくしたほうが介入は容易になるはずで、なぜ提言しないのだろう。既得権保護か)。
3.結論
 長所星5つ、短所星3つ。短所は所詮直感的なものなので、星1つ減らすにとどめ、星4つ。


民間防衛 新装版―あらゆる危険から身をまもる

民間防衛 新装版―あらゆる危険から身をまもる

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| 原書房 | 2003-07



星5つ | 中学生あたりから読んでもらいたい
こうゆう本を読むこと自体、やれ右翼だやれ軍国主義だとか抜かすヒトモドキが出てくるのには辟易ですが、「何それ?そんなの必要ないよ(笑)」とほざく平和ボケにはもう目もあてられない。
この本で想定される他国の侵略、それらは既に大部分が行われ、あまつさえ征服寸前の感すらある。己の欲、地位を守るだけで、日本をよくしようと活動する政治家さんはどれほどいるだろうか。垂れ流される欺瞞情報を鵜呑みにせず、世の中の動きを考察できる国民はどれほどいるだろうか。
この本は実際の征服段階や征服された後のパルチザン活動についての非常に参考になる本であるが、同時に侵略前のいかに自国を侵略から守るかという国民のありかたの教本でもある。
できるだけ多くの人に読んで貰いたい。そして考えて欲しい。
この国がいま置かれている危険な状況を。


さらば財務省!―官僚すべてを敵にした男の告白

さらば財務省!―官僚すべてを敵にした男の告白

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高橋 洋一 | 講談社 | 2008-03



星4つ | 優秀な高橋洋一氏と有効な『情報の非対称性』
たびたび竹中構造改革を批判していたスティグリッツ氏の業績のひとつに『情報の非対称性』というものがある。端的に言えば情報格差とでも言えようか。この高橋氏の著書にはそのエッセンスが凝縮されている。

高橋氏は90年代430兆円公共投資した官僚を嘲る。しかし、その発端は当時のクリントン大統領に強く要求され実現したものであり、また当時著書『民富論』にて合計530兆円の公共投資を説いたのは竹中平蔵その人である事には一切触れていない。

確かに氏は技術的には大変優秀なんだろう。『内側』にいて不良債権処理をかなり上手く成功させたのは評価せざるを得ない。無論、この不良債権処理を一番強く要求していたのは米国である(大門みきし議員の国会質問2002年11月分をご覧いただきたい)

2001年〜2004年は日経新聞が「代行返上の売りをしろ」「株の持ち合いは旧式経営だ(早く投げろ)」「銀行を破綻させてもいい、中小企業の貸しはがしもやむなし」と喧伝していた時期と見事に符合する。

要するに日本国政府内部の「アメリカの友人」に不良債権処理を促し、それに呼応するようにメディアをして売り煽りをせしめる。

優秀な氏が官僚叩きをするは構わない。しかし果たして現在の多くの政治家が「劣化した官僚」より優秀だと言えようか。 ブログもろくに更新できない杉村議員や娘のパジャマを愛人に着せるような横峯議員がやすやすと当選する国である。より劣化している政治家は諸外国からの甘言を聞き、より悪い方向に国を導かないだろうか。正直気が重い。


国家の品格 (新潮新書)

国家の品格 (新潮新書)

Amazon価格:¥ 714 (定価:\ 714)

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藤原 正彦 | 新潮社 | 2005-11



星3つ | お勧め!
米国発の金融破綻によって世界が振り回されている今、日本・日本人がもう一度深く考えなければいけないことが書かれていると思います。是非、お勧めします。


新訳 君主論 (中公文庫BIBLIO)

新訳 君主論 (中公文庫BIBLIO)

Amazon価格:¥ 820 (定価:\ 820)

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ニッコロ マキアヴェリ | 中央公論新社 | 2002-04



星4つ | 人間性の本質を抉る、鋭い洞察の書
  〈そもそも人間は、恩知らずで、むら気で、猫かぶりの偽善者で、
   身の危険をふりはらおうとし、欲得には目がないものだ〉(第17章)


キリスト教的道徳観が支配的だった当時、こんな身もフタもない
人間観を披露すれば、そりゃあ、非難轟々だったと思います。

しかし、現在の視点から本書を読んでみると、書かれているのは、
上記のような、どうしようもない人間という存在をまとめていくリーダーが、
肝に銘じておくべき、ごくごく常識的な心構えに過ぎないように思います。


宗教上の原罪など信じなくとも、人間はもともと堕落している。
それは啓蒙主義が浸透することによって改善し、進歩していく類いのもの
ではなく、これまでもこれからも永遠に変わらない普遍的事実に過ぎない。

だから君主は、善悪ではなく人間性をみることで、他人の行動を見極めていくべきだ――。


まったく仰る通り、というしかありません。


また、君主は領民に対し、冷酷に振舞い、恐れられる存在であるべきだ、
と説くマキアヴェリですが、恨みを買うことだけはしてはならないと戒めます。

特に、死刑は〈適当な口実としかるべき動機があるときに〉ならやってもよいが、
決して領民の財産には手を出してならない、と取り立てて注意を促している所に、
マキアヴェリの鋭い人間洞察があらわれているように感じ、興味深かったです。


なぜなら〈人間は、父親の死はじきに忘れてしまっても、
自分の財産の喪失は忘れがたいものだから〉です。


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