できそこないの男たち (光文社新書)

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できそこないの男たち (光文社新書)

できそこないの男たち (光文社新書)

Amazon価格:¥ 861 (定価:\ 861)

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福岡伸一 | 光文社 | 2008-10-17



星3つ | 基本的知識の整理として
高校の「生物」レベルで、自分にとってはあまり新しい知見はありませんでしたが、漠然と思っていたことを明確に整理してくれているという意味はありました。
 「人間は女がモトで、男は女があとから加工されてできあがった」ということは既に、多田富雄氏が書いている、または「女は存在、男は現象」とも言っており、名言とされます。そういう意味でもこの本は「新しさ」はありません。でも、この本ではその辺を詳しく、受精から発生の過程を追うことで明瞭に描き出します。
 Y染色体の中のどの部分が性差を決定し、男を作るのか、に関するゲノム研究の(競争の)歴史が振り返られます。SRY遺伝子という真犯人が見いだされる過程はなかなかにスリリングな展開です。
 特に印象に残るのは、発生過程で女性器の元であるミュラー管の出口の〈割れ目〉が一旦出来た後..、なるほどー!と思いました。男に乳首があるのも頷けます。
 生命は基本的に雌であり、遺伝子のミキシングによる多様性の確保をなすために、使い走りの遺伝子の運び屋として雄を作ったに過ぎない、と。無理に改造したもんだから、男は弱い(寿命が短い、病気になりやすい)のだ、というわけです。非常に説得力がある。ドーキンスの「遺伝子の乗り物」説とも符合します。
 そんな男がなぜ社会的に支配権を握ったのか、に関する仮説も面白いです。使い走りで生殖だけで用済みだった男に他の使い道(食料確保など)があることに気づいた女が、そういう奉仕をさせることになったというわけですが、そこに〈余剰〉が発生し、それが蓄積され、交換価値を持ち、権力の元となったと言うのです。面白い見解です。人間は生物の一種ではあるが、それを越えた次元にまで進化した、と言えるのかも知れませんが、いやそれも含めてあくまでも生物的バリエーションだと言うべきなのかも。


会社でチャンスをつかむ人が実行している本当のルール

会社でチャンスをつかむ人が実行している本当のルール

Amazon価格:¥ 1,512 (定価:\ 1512)

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福沢 恵子 | ディスカヴァー・トゥエンティワン | 2007-06-15



星4つ | 女性用ですね
 他の方のレビューにもありますが、女性用だと思います。私も理解できませんでした。また、著者の人間性も垣間見える本です。


傷ついたあなたへ―わたしがわたしを大切にするということ DVトラウマからの回復ワークブック

傷ついたあなたへ―わたしがわたしを大切にするということ DVトラウマからの回復ワークブック

Amazon価格:¥ 1,575 (定価:\ 1575)

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レジリエンス | 梨の木舎 | 2005-11



星4つ | 傷ついたあなたへ―わたしがわたしを大切にするということ DVトラウマからの回復ワークブック
この本は夫婦や恋人にDVの経験者が書かれた本で心温まる本でした、他にも傷つく時には
回復させる効果はあります。セルフカウンセリングには向いていますが、
人権擁護の面でも社会全体が取り組んでくれないと問題が解決されないのでは


ザ・フェミニズム (ちくま文庫)

ザ・フェミニズム (ちくま文庫)

Amazon価格:¥ 714 (定価:\ 714)

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上野 千鶴子 | 筑摩書房 | 2005-09-07



星4つ | 理想はどうした上野!?
そう問いかける小倉さんの「嘘や!」という叫びに「それが現実ですから」と切って捨てる上野さん。

こんなにハラハラする本は私には珍しかった。

フェミニズムは衰退したか?といったテーマで「盛り上がってたときなんてある?」という上野。彼女の講座で学んでもやっぱり結婚したいという生徒さん達「可愛いカップ揃えたいもん」とは参った。

「結婚?理解できん」と世間に訴えかけてもやっぱり女性にとって生きにくい社会には変わりないじゃないかと途方に暮れて小倉さんひきこもり。

それにたいして「割とロマンティシズムがおありで」と上野さんは言うが、彼女は彼女で「それが現実」という諦観がにじみ出ているセリフを吐いていたり、先達の血で滲んでいるフェミニズムを今後どのような人たちが受け継いでいくのかが気になる。



会社のルール 男は「野球」で、女は「ままごと」で仕事のオキテを学んだ (ミリオネーゼ・シリーズ)

会社のルール 男は「野球」で、女は「ままごと」で仕事のオキテを学んだ (ミリオネーゼ・シリーズ)

Amazon価格:¥ 1,575 (定価:\ 1575)

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パット・ハイム | ディスカヴァー・トゥエンティワン | 2008-04-15



星4つ | 全体的に当てはまると思う
自分を含めて女性ばかりの環境で何年か過ごしたため、
久しぶりに男性ばかりが周りにいる状況で意思疎通に困るハメに。
男性に自分の意思を伝えても「のれんに腕押し」(といえば聞こえはいいですが、実際は「舐めた態度」)のような感じだった経験、ありませんか?
なぜ彼らが自分にそのような態度をとったのか、それに対してどのような対応をとるべきか、
この本を読んでやっと理解できました。
職場でなくても、大学やサークルなどでの人間関係づくりにおいても役に立ちますよ。


ジェンダー入門―知らないと恥ずかしい

ジェンダー入門―知らないと恥ずかしい

Amazon価格:¥ 1,365 (定価:\ 1365)

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加藤 秀一 | 朝日新聞社 | 2006-11



星4つ | 入門書としても読めるが
 伊田広行さんのネット文献でこの書が紹介され批判されていたので、どんなものだろうと興味をひかれ読んでみました。
 どちらかといえば、ある程度ジェンダー論に精通した人に新たな観点を提供する書と思えます。もちろん今の時勢を正しく把握していることを前提にすれば入門書としても読めます。
 性役割を説明するのに、ニクラス・ルーマンの「規範的予期」と「認知的予期」の概念を導入して説明しているのは、なかなかよいアイデアだと思いました。バックラッシュ勢力からの批判の誤謬を、新たな観点から指摘しているのもおもしろいです。
 ただ全般に、ジェンダーバイアスで得をするのは概ね男性であるなど、人生経験の乏しい学者の著すものはこの程度かといううらみも残りました。伊田さんを読んだ後だったからかもしれません。


紅一点論―アニメ・特撮・伝記のヒロイン像 (ちくま文庫)

紅一点論―アニメ・特撮・伝記のヒロイン像 (ちくま文庫)

Amazon価格:¥ 819 (定価:\ 819)

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斎藤 美奈子 | 筑摩書房 | 2001-09



星4つ | 驚き
アニメ・特撮・子供向けの伝記がこんなにも男性社会に基づいて構成されていたとは。
アニメのヒロインは虚構だなあ、くらいには思っていたが、
ヒロインの性格、周囲の環境、役割に至るまで、これほど細部にわたって男にとって都合よく作られていたのは驚きです。


女性学・男性学―ジェンダー論入門 (有斐閣アルマ)

女性学・男性学―ジェンダー論入門 (有斐閣アルマ)

Amazon価格:¥ 1,995 (定価:\ 1995)

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伊藤 公雄 | 有斐閣 | 2002-02



星2つ | 構成は理想的。
書物としての構成は理想的なものだと思います。

現代では、学生がインターネットを通じて様々な最新情報を
入手してしまうので、とても大変だとは思うのですが、
出来れば、何十年も前の外国の学者の説によらず、
○○白書にも、もちろんネット上の情報にも頼らず、
自らフィールドワークを行い、若い人に正しい情報と知識を伝えていって欲しいと思います。

遺伝子に関しては、まず第一にXY型(男性)・XX型(女性)以外の型は「医学上は異常」であること。
それらは治療が必要なクラインフェルター症候群等なのだから、
「性の多様さ」の証明には全然使えない、という点を、きちんと詳述して欲しかったです。


ジェンダー・トラブル―フェミニズムとアイデンティティの攪乱

ジェンダー・トラブル―フェミニズムとアイデンティティの攪乱

Amazon価格:¥ 2,940 (定価:\ 2940)

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ジュディス バトラー | 青土社 | 1999-03



星4つ | 「ジェンダー」の悲劇
作られた「自分らしさ」を感じる本

著者の不自然な主張が気になり
グーグルのイメージ検索で著者の顔を色々と調べてみた。
そこには不自然に男性化した風貌の痛々しい女性の姿があった。
いわば、完全に「ジェンダーの虜」になっている姿だった。

よくありがちなのが、親の嗜好によって、あるいはそれに反発させることによって
「親が女の子を『男らしく』育ててしまうこと」。

女の子にウルトラマンなどの『男モノ』を買い与えて喜ぶ親は多いが、
男の子にシンデレラなどの『女の子モノ』を買い与えて喜ぶ親は知らない。
これも一つの「ジェンダー問題」だ。

「ジェンダー問題」は、突き詰めれば「親子問題」だとどこかで読んだことがある。
全体を通じて「悲劇的な何か」が痛々しく伝わってくる本。


ブラジャーをする男たちとしない女

ブラジャーをする男たちとしない女

Amazon価格:¥ 1,470 (定価:\ 1470)

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青山 まり | 新水社 | 2005-03-02



星4つ | これは文化に対する暴力?
著者は文化は暴力だと言い放つ。
しかし、こういった考えが文化に対する暴力となってはいないだろうか。

例えばランドセルの色を男女別に色分けするのは「らしさ」の強要なので
色を統一しろなどという運動があるらしい。他にもそのような運動があるらしい。

しかしわざわざそういうことをする必要があるのだろうか?
なんといってもこれは文化に対する暴力である。
こういう文化に愛着・安心感を感じる人もまたいるというのに。(というか多数派である)

大事なのは文化を保持しつつ、ブらを着ける男性のような少数派に対しても
寛容でいられる社会を作ることではなかろうか。

それにしてもブラジャー研究家とはユニークである。
また、取材相手の男性と著者との関係も興味深いので☆三つにした。


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