日本の歴史をよみなおす (全) (ちくま学芸文庫)

書籍、雑誌検索サイト:日本の歴史をよみなおす (全) (ちくま学芸文庫)
DHCオンラインショップ

日本の歴史をよみなおす (全) (ちくま学芸文庫)

日本の歴史をよみなおす (全) (ちくま学芸文庫)

Amazon価格:¥ 1,260 (定価:\ 1260)

通常3?4日以内に発送

網野 善彦 | 筑摩書房 | 2005-07-06



星4つ | 目から鱗の歴史講義
 網野氏の著作はどれも面白いが、気合いを入れないと読めないものが多い。一方で、この著作は通勤電車の中で気軽に読めるくらい平易な文体で書かれている。編集者への口述筆記がベースになっているらしい。
 職能民や女性の社会的位置づけの変化、縄文時代の交易の様子、「水呑」の実態等、学校で習った歴史がこれほど怪しげなものだったとは。
 この本に書かれている話は、短大での講義内容をもとにしているらしいが、当時の学生の反応は今ひとつだった由。猫に小判、短大生に網野先生か。


時代を見通す力

時代を見通す力

Amazon価格:¥ 1,680 (定価:\ 1680)

通常24時間以内に発送

副島 隆彦 | PHP研究所 | 2008-07-25



星4つ | 副島隆彦さん 久々の歴史分析本 参考になります。
著者は日本人の孔子像と中国人の孔子像が全く違うと冒頭で説明し、日中の考え方にはギャップがあると説く。このことは、中国人と接した経験のある人ならば誰でもうなずけるのではないだろうか。

また「義」という日本人がをずっと大切にしてきた日本の美学をアメリカは戦後様々な手段と仕組みによって解体したと説く。

 最後には、日本は特にここ最近ユダヤ系金融資本主義に振り回され、その結果現在のの日本を作り上げてしまったのだから、そのグループと距離を置き、中国を大切と手を携え、アジアを拡大していくことがこれからの日本の進むべき道であると結ぶ。

また、別の分野の話として、幕末から現代に至るまでのロックフェラーとロスチャイルドの覇権争いについても、実にわかりやすく説明されていて、このことを頭に入れて金融などの世の中の動きを見ていくとより理解が深まると思う。

最後に、現在の金融危機や恐慌の可能性に興味のある方は、副島隆彦著「恐慌前夜」
を是非、読まれたい。

その他、その観点から参考になる本として、ソロス著「ソロスは警告する」、ラビ・バトラ著
「2010年資本主義大爆裂! 近未来10の予測」、恐慌論の名著ガルブレイスの「大暴落1929」をお勧めしたい。副島さんの本を含め、これらの本のレビューを書かせていただいたのでご一読いただければ幸いである。



大空のサムライ〈上〉死闘の果てに悔いなし (講談社プラスアルファ文庫)

大空のサムライ〈上〉死闘の果てに悔いなし (講談社プラスアルファ文庫)

Amazon価格:¥ 924 (定価:\ 924)

通常24時間以内に発送

坂井 三郎 | 講談社 | 2001-04



星5つ | samurai
この本は戦記というジャンルを飛び越えてもまさに「名作」だと思う。ただ単に戦闘機の性能や空戦の体験だけではなく、戦友との悪ふざけやら思い出、そして坂井氏自身の精神などもこと細やかに書かれているのでより臨場感があふれている。戦記はちょっと・・・という人にも是非読んでもらいたい。戦争の大局での勝敗に関係なくひとりひとりの兵士がいかに命がけで戦ったかがよくわかるはずだ。
ご存知かもしれないが、これは世界各地で出版されているそうだ。戦後連合国だった国の人はこの本を読んで、日本人は非情だという戦時中のイメージが無くなったとか。


氷川清話 (講談社学術文庫)

氷川清話 (講談社学術文庫)

Amazon価格:¥ 1,050 (定価:\ 1050)

通常24時間以内に発送

勝 海舟 | 講談社 | 2000-12



星4つ | 粋でイナセな江戸っ子の放言譚
勝を嫌う人間は大抵が小説家の勝観が元であることが多い。
曰く、近藤勇を見捨て、会津を見捨てた男ということらしい。だが、勝を嫌う前に勝の置かれ
た立場を考えるのが先決であろう。

ある意味勝の放言ばかりであるが、それだけではない勝自身の反戦観が書かれており
日清戦争を「兄弟喧嘩」という例えは優れているかもしれない。
言いたい放題言いまくった勝ではあるが、的を外さず厳しい警告は現代に相通じるものが
あるのかもしれない。


大空のサムライ〈下〉還らざる零戦隊 (講談社プラスアルファ文庫)

大空のサムライ〈下〉還らざる零戦隊 (講談社プラスアルファ文庫)

Amazon価格:¥ 924 (定価:\ 924)

通常24時間以内に発送

坂井 三郎 | 講談社 | 2001-04



星5つ | サムライの言葉に勇気づけられました
392ページ
あとがきに代えて、を読み丁度悩んでいた今の私を勇気づけてくれました。

「戦いの常として、こちらが辛い場合には向こうも辛い。
 辛い、辛いと思っているときには戦闘は互角である。
 むしろこちらが勝っている場合が多い。その辛い最後の一瞬を、
 必ず勝てるという信念で頑張り抜いた人が、空中戦においても敵に勝つ人
 であって、その苦しい最後のときにヘタばった人が、必ず落とされる運命にある。」


これは、サムライが空戦に学んだ自己制御として、
巴戦で敵戦闘機と一騎打ちをする際に、最後に頼れるのは
自分自身のみであることを振り返っているくだりです。

もはや精神論以外の何物でもなく、今時・・・なのかもしれませんが、
私はそうは思いませんでした。これは自分を信じること、頑張り抜くこと、
その先に道が開けることの真理だと思います。

辛いときこそ、冷静になるべきだとは、いろいろな悩みを抱える現代の社会人
にも、きっと勇気や救いの一言となると思います。

戦争を美化することでもなく、むしろその虚しさをサムライは伝えています。
戦記というよりは、もっと深い心構えを教えてくれる本です。


逝きし世の面影 (平凡社ライブラリー)

逝きし世の面影 (平凡社ライブラリー)

Amazon価格:¥ 1,995 (定価:\ 1995)

通常24時間以内に発送

渡辺 京二 | 平凡社 | 2005-09



星4つ | 私たちの失った慕わしい世界
古い日本を目撃した多くの外国人の証言に触れられると思い読んでみた。期待以上の成果に驚いている。今や暗い江戸の農民のイメージはあとかたもなく、かわりに陽気で人好きのする幸福そうな人々が美しい自然の中でおおらかに暮らしている様がいきいきと浮かんでくる。分厚い評論なのに、第一章がやや難解だっただけで、あとはすっかり引き込まれてしまった。渡辺氏の美しい文章で滅亡した古い日本の文明を追体験できた事は幸せだった。
私たちが今伝統とよんでいる茶の湯や生け花などの事象は、「若き日本」を構成する「新たな寄木細工の一部分として、現代文明的な意味関連のうちに存在せしめられているに過ぎない」。「死んだのは文明であり、それが培った心性である。民族の特性は新たな文明の装いをつけて性懲りもなく再現するが、いったん死に絶えた心性はふたたび戻っては来ない。たとえば昔の日本人の表情を飾ったあのほほえみは、それを生んだ古い心性とともに、永久に消え去ったのである」。渡辺氏はこうした表現で、現代の日本の文明が、近代以前の文明の変容ではなく、滅亡の後に生まれたものだと主張する。古い日本の扼殺と葬送の上に近代のドラマは始まった。これは歴史の必然である。近代化は独立と繁栄を支えた。現代の日本人は先進国の一員であり、豊かさと便利さと自由を手にしたはずなのに、古い文明に生きた江戸の人々ほど幸福でないのはどうしたことだろうか。
当時日本の庶民世界に惚れ込んだ西洋人たちは、西欧的な心の垣根の高さに疲れていた。「確乎たる個の自覚を抱くことがそれほどよいことであったか」、幸福とは時に進歩とは逆の方向にあるのかもしれない。心の垣根を高くした私たちは、かつての日本文明に触れることで戻れない道に置いて来た忘れ物を見つけられるのかもしれない。


私は貝になりたい―あるBC級戦犯の叫び

私は貝になりたい―あるBC級戦犯の叫び

Amazon価格:¥ 1,680 (定価:\ 1680)

通常24時間以内に発送

加藤 哲太郎 | 春秋社 | 1994-10-25



星5つ | BC級戦犯による反戦への思い
2007年夏に日本テレビで放送された著者の伝記ドラマを見て、その原作である
この本を読んだ。

ドラマは著者の戦中従軍時の出来事から終戦直後の逃亡、結婚、巣鴨プリゾンで
の生活、そして妹である加藤不二子らによる嘆願運動で釈放されるまでを時系列
で描いて分かり易かったが、この本は著者が巣鴨プリズンに抑留中に書いた手記
など複数が集められ、ドラマとは全くの別物と思った方が良い。

敗戦、広島・長崎への原爆投下を経験し、「二度と戦争は繰り返さない」と
平和への道を進んできたはずなのに、教科書問題、9条改憲、海外派遣と
戦争への道を進んでいるのではないかと危惧している。

この本には、ドラマでは語られることのなかった、A級戦犯とBC級戦犯の問題、
再軍備の問題など、BC級戦犯とされた著者の戦争に対する考えが濃厚に
書かれており、戦争への道を再び進んでいると思える今の日本人に是非とも
読んで欲しい本である。


日本史B一問一答―完全版 (東進ブックス―大学受験高速マスターシリーズ)

日本史B一問一答―完全版 (東進ブックス―大学受験高速マスターシリーズ)

Amazon価格:¥ 999 (定価:\ 999)

通常24時間以内に発送

金谷 俊一郎 | ナガセ | 2004-03



星4つ | 役に立ってます(現在進行中)
日本史は超暗記科目なので、キライな人や苦手な人も多いはず。実際僕は、日本史自体は好きだけど、模試で点数がとれないという悲惨な状態でした。
その後この本を手にとり、偏差値49→64まで上がりました。因にまだ本書を完璧には終えていません。
本書の良い点は、何より出題頻度が星によって、三段階にわかれている事。まだまだ日本史の基礎的知識が足りない方は、まず最頻出の星3つだけをたたき込みましょう。勉強の際に、本書に目を通した後で教科書を読むと、頭の中である程度の要点が絞りこまれているので、理解しやすくなるはずです。後は如何にして歴史全体(更新世→平成)までをカバーするのか(一問一答なのでスピードが重要)、どの時代区分から着手するか(最頻出の明治からがオススメ)、だと思います。必ずしも最適な勉強方法とは言い切れないので、最終的には個人で見極める事が大切です。


新・ゴーマニズム宣言SPECIAL 戦争論

新・ゴーマニズム宣言SPECIAL 戦争論

Amazon価格:¥ 1,575 (定価:\ 1575)

通常24時間以内に発送

小林 よしのり | 幻冬舎 | 1998-06



星4つ | 何なんですかこの人は!?
これほど衝撃を受けた著書は今までありませんこの著者はどんな人生を送って来たんだろう天才とも片付けられない鬼才ぶりこの方の著書を読むと今ある様々な著書がゴミ同然に思えて来ますサヨク本なんて論外ですね廃棄物です(笑)この本を読んでその後多くのゴミ廃棄物を全て処分した人は多いと思います(笑)


日本社会の歴史〈上〉 (岩波新書)

日本社会の歴史〈上〉 (岩波新書)

Amazon価格:¥ 735 (定価:\ 735)

通常3?5週間以内に発送

網野 善彦 | 岩波書店 | 1997-04



星4つ | 輪郭の明確な日本通史
 刺激的な歴史書の数々で著名な網野善彦氏による、全三巻の日本通史。三巻を通じて全12章、最後の第十二章は「展望」として17世紀後半から現代までを一章で纏めているが、それまでの全十一章分では、網野氏による他の著書で触れられていた論点がふんだんに盛り込まれた上で、各章・各節がコンパクトにまとめられ、かつ読者に対して説得的に書かれていて読みやすい。それは例えば、取り上げられている時代の技術はどんな種類のものであったか、取り上げられている時代に生きていた人たちは地域ごとにどんな暮らし方をしていたのかなどが、政治的・経済的変化や発展と共に必ず書かれていることによって、読む者が各時代の様子を想起しやすくなっている。学校歴史が断片的でぶっきらぼうでのっぺらぼうなのとは大きな違いだ。

 この上巻は先史時代から平安時代中期、9世紀後半までの出来事が取り上げられているが、まずこの巻全体で北海道・東北北部、沖縄諸島は「日本国」に含まれていない。北では縄文時代の後に続縄文文化、擦文文化と続き、北東アジア・オホーツクの影響をたびたび受けていたこと、沖縄北部はむしろ中国大陸と強く結びつき、先島諸島は台湾・東南アジアの文化と類縁性を持っていたこと、この事実は何度も著者によって注意を喚起される。
その上で、東北北部を除く本州・四国・九州も、閉鎖された領域で歴史を重ねたわけではないことも、この巻、というより全巻を貫くテーマになっている。中国大陸・朝鮮半島・日本列島という大陸・半島・列島の海を通じた関わり合いが日本国の経済的・社会的・文化的・政治的状況をかなりの程度規定していたという眼差しがこの著書を刺激的にも、説得的にも、また論争的にもしている。日本人が誰でも普通に使う「日本」という名称が列島内の部族にも地名にも由来せず、太陽信仰を背景にした、中国に対する方角に基づく「日の昇るところ」という語義であることからも、大陸・半島との深いつながりを想起出来る。(半島から膨大な技術と知識が流入し、白村江の戦いで半島と縁遠くなったことが日本国を成立させたことを含め。)
 一見平坦で栄華を誇ったかのように思われがちな平安時代が、政治の領域では不穏な動きを繰り返していたこと、律令による統治がどれほどの効果を持っていたのかということなど、通読すれば日本史についての予見を変更させられることが多い。


+ 商品検索 +
+ PR +