物質の対称性と群論
物質の対称性と群論
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| 良書
群論の説明は最低限に抑えてあるため、数学的詳細や物理への多様な応用についてより詳しく知りたい人は他書を参照する必要があるだろう。
しかしながら、群論を実際に使って問題を解くための必要最小限の内容はきちんと解説されている。
この最小限の群論の知識を用いて、配位子場理論、分子振動、バンド理論などが丁寧に解説されている。
記述はわかりやすく、明快である。もちろん、実際の研究に応用するにはより進んだ本を読む必要があるだろうが、「物質の対称性」と「物質の性質」の関係を理解するにあたって、群論がどのように威力を発揮するのかをつかむことができる。
この本をしっかりと読んだ後に、各自が必要とすることを補っていけばいいだろう。
相転移・臨界現象の統計物理学 新物理学シリーズ
相転移・臨界現象の統計物理学 新物理学シリーズ
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| 秀逸の作品
本書は、相転移・臨界現象にまつわる非常に基礎的な事柄(1章から5章)と、厳密に解ける模型の話(6章から8章)の2部構成からなる。繰り込み群を説明している日本の教科書の中では、最も簡明に、かつ最も明瞭に書かれていると思う。具体例も非常に分かり易い。また、後半に書かれている厳密に解ける模型の話も、マニアックではなく、非常に一般的に知られている問題にのみ焦点を当てている点が良い。また、演習問題に解答が付されていることも評価に値する。
より発展的な内容を記述した本に進むための第一歩となる本である。第一歩とは言え、内容としてはしっかりしているので、この本だけでも十分価値があると言える。
レオロジーの世界―基本概念から特性・構造・観測法まで
レオロジーの世界―基本概念から特性・構造・観測法まで
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固体物理学演習―キッテルの理解を深めるために
固体物理学演習―キッテルの理解を深めるために
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| 『キッテル』用の演習書
大学の科目で教科書として『キッテル固体物理学入門』(以下、『キッテル』と略します)
が指定されていて、同書には章末の演習問題に解答がついていないので、
・レポートの参考にするため
・試験対策のため
に本書を購入しました。
(私が持っているのは『キッテル』の第七版です。)
各章の構成は
・簡単なまとめ
『キッテル』のダイジェストといった感じで、同書の対応する章の内容を
ザッとまとめた感じです。
ここを読んだだけではあまり理解できませんが、『キッテル』を読んだ後での
復習や、要点の確認にはなります。
・演習問題
『キッテル』の章末の演習問題と同じ問題や、似た問題が載っています。
しかし、『キッテル』の演習問題が全て載っているわけではありません。
そして巻末に
・演習問題の解答
解答は、「教科書によくあるような略解」程度であまり考え方などの解説は
書かれていません。もちろん「略」などとされているところはありませんが。
本書一冊で、『キッテル』上下巻の内容を扱っているので紙面の都合上
しかたのないことなのかも知れませんが、
・もう少し解説を詳しくしてほしかった
・どうせなら『キッテル』の演習問題を全て扱ってほしかった
この2点で、評価を☆2つマイナスとさせていただきました。
文句を言ってしまいましたが、授業で『キッテル』が教科書に指定されて
いる方、など『キッテル』を使用している方には役立つ内容かなと思います。
ちなみに本書の目次のあとに「本書の内容と大学院入試の関係」という
ページがあって、それを見てみると、本書に載っているほとんどの問題の
類題がどこかしらの大学(東大を始めとして京大、東工大、北海道大、
早稲田大、東北大などなど)の院試で過去に出題されているようです。
高分子の物理―構造と物性を理解するために
高分子の物理―構造と物性を理解するために
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G.R. ストローブル | シュプリンガー・フェアラーク東京 | 1998-10

| 一通り理論を理解したい人へ
原書では第三版が2007年春に出版される予定です。結晶の部分は見直しがはいるものと思います。学問の進歩がありますので、改訂版を待ってはいかがですか。
お手ごろ価格の本としては、詳しく書かれています。全体を通しても特徴がある本です。化学出身の人は一つの分子から発想する習性がありますが、一貫した説明の流れが、化学屋にもあっているようです。もっとも、数式の意味を理解するには、工学基礎程度の数学の知識がいります。結晶性樹脂の技術者にとっては、固体になって製品になるわけですから、溶融状態から結晶になる過程が全て知りたいと思います。
読みやすいものをお求めでしたら、Geddeの方がよいのですが、翻訳書は無いと思います。
キッテル 固体物理学入門 第8版〈上〉
キッテル 固体物理学入門 第8版〈上〉
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チャールズ キッテル | 丸善 | 2005-12

| 簡潔だが、、、
もっとも有名だが、正直読み難い本。
アシュクロフトの方が、説明も丁寧で、
初学者向けと思う。何回も読んで勉強している
とわかってくるが、わかるために読む本でも
ないと思う。
物性論―固体を中心とした (基礎物理学選書)
物性論―固体を中心とした (基礎物理学選書)
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| 物性が不得意だったので勉強しました。
本書は改訂版です。
私が勉強した初版では、
P21 式1.5の原子N個からなる結晶の振動エネルギーの総計の理屈を知りませんでした。
また、「調和振動をしている粒子の場合、そのポテンシャルエネルギーの平均値は運動エネルギーの平均値に等しい」という理屈もしりませんでした。
P22 式1.12で、分子の項の前の方が2乗になっている理屈も知りませんでした。
分子間力と表面力
分子間力と表面力
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J.N. イスラエルアチヴィリ | 朝倉書店 | 1996-10

| むずい。
結構難しい。全部を理解するには時間が必要。でも読んでいる人は多い。
固体の電子構造と化学
固体の電子構造と化学
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| 化学屋さん向けの固体電子構造論(入門書)だが、物理屋が読んでも面白い
化学屋さんに「固体物理で出てくるバンドって、良く分からない。あの"スパゲッティ"みたいなのは何なの? キッテルとか見てみたが良く分からない。何か良い本ない?」と尋ねられることがあります。そんな時に紹介するのが本書です。化学屋さんには馴染み深い分子軌道の観点でバンド構造の成り立ちを説明しているので、物理屋さん向けの固体物理入門書よりは取っ付き易いんじゃないかと思います。物理屋さんが読むと「こうやって固体物理の概念を化学屋さんに説明すれば良いかもね」というヒントが得られます。(取扱いの範囲・正確さから「固体と表面の理論化学」よりお薦めです)
なお、少しレベルの高い類書として「Computational Chemistry of Solid State Materials: A Guide for Material Scientists, Chemists, Physicists And Others」があります。この本では、固体の電子構造計算を具体的な化合物に適用した事例も詳しく解説されており、一見の価値があります (高価ですが)。
光物性入門
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