ヴィクトール・E・フランクルの検索結果

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夜と霧 新版

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ヴィクトール・E・フランクル | みすず書房 | 2002-11-06



星5つ | 極限状態で、生きることと死ぬことに向き合った人の大きな遺産
この本は、ナチスドイツの収容所生活を体験した
ユダヤ人心理学者が書いた記録です。
著者のフランクルは囚われの身ながら、心理学者としての視点で
強制収容所に囚われた人々の様子、心の動き、
それに基づく行動を記録していました。
客観性を重視しているためでしょう、
当時の状況を語る文体は淡々としていますが、
それが返って収容所の悲惨な状況をよく描き出しているように思えます。

著者は収容所での凄まじい体験を心理学という学問によって言葉へと変換し、
多くの人に、生と死を考えさせることに成功したと言えるでしょう。
著者がここまで人間の生に迫ることができたのは
やはり本当に死の淵を体験したから、
生だけでなく死についても考えたからではないかと私は思います。
我々の今生きている世界にはどんどんバーチャルな世界が構築されており、
それに比例して死のリアリティが失われているように思いますが、
そのような状況の中で
この本が語りかける内容は日に日に重要性を増しているように思えます。


意味への意志

意味への意志

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ヴィクトール・E. フランクル | 春秋社 | 2002-07



星4つ | 人間は「色と金にすぎない」のか?
「人間はしょせん色と金」とニヒリストは言う。
「それだけだろうか?」と著者は反論する。
何かを生み出すこと(創造価値)、
感動的な体験をすること(体験価値)には確かに意味がある。
さらに、これらが奪われる強制収容所のような場所においても、
「人生に対してどのような態度をとるか」という精神の自由だけは残っている。 
「態度価値」というべきものを人間は生み出しうるのである。
このような存在である人間を、
果たして「色と金」と言い切ってよいのだろうか?

ナチスの強制収容所を生き抜いた著者が、
人間にとっての意味、価値の根本を語ります。
人生の意味を考えるうえで、一本の軸を与えられる良書だと思います。

講演会の記録なので、平易で読みやすい文体です。


「生きる意味」を求めて (フランクル・コレクション)

「生きる意味」を求めて (フランクル・コレクション)

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ヴィクトール・E. フランクル | 春秋社 | 1999-10



星5つ | 何もかも投げ出したくなってしまったときに
何もかも投げ出してしまいたくなり、自暴自棄になっているときに出会い
涙を流しながら読みました。

「人生は、あなたを決して捨ててはいないはずです。
 あなたを必要とする何かがあり、あなたを必要とする誰かが必ずいるのです。」

自分より過酷な人生を送っている方がおっしゃっている言葉なので
本当に励みになります。


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