アルビン・トフラー―「生産消費者」の時代 (NHK未来への提言)
アルビン・トフラー―「生産消費者」の時代 (NHK未来への提言)
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アルビン トフラー | 日本放送出版協会 | 2007-07

| 未来
正月にNHKBSで放送されていた内容を本にしたものです。対談形式で非常に易しく書かれています。
要は、現在我々は歴史上大きな転換点にいるということでしょう。年功序列、終身雇用および製造業の3点セットで経済大国となった日本も変わらなければならない。
本書の題名となった「生産消費者」とは、産業革命以降に分離された生産と消費が再び1つになろうとしている、ということです。
本書を読んでトフラー氏に興味を持たれた方は「富の未来」を、同氏の生産消費者の考え方についてより詳しく知りたい方は「第3の波」をオススメします。
第三の波 (中公文庫 M 178-3)
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| 常識
アルビン・トフラーによる、前著「未来の衝撃」から10年後の1980年に出版された本。
ちょうど私が小学校に入るか入らないかあたりですね。
「未来の衝撃」もそうですが、あまりに内容が濃く、とても要点をまとめて書くなんてことは出来ません。
「未来の衝撃」が変化の内容を示したとすれば、本書は変化の方向を示しているとでもいえるでしょうか?
そんな中でも気になった点をいくつか。
NHK BS「未来への提言」や、最近の著書「富の未来」において、トフラーは「生産消費者」を重要視していました。
例えば日曜大工や家庭菜園が例として挙げられていましたが、個人的には「だから何?」という感想しか持ちませんでした。
しかし、本書では、なぜ生産消費者が今後重要になるかが詳しく述べられています。
他には、非マス化、多様化が進展している現代は、大量生産大量消費を前提として組み立てられた諸制度
(教育、福祉、政治、官僚機構等々)がもはや限界に達しており、新たな枠組みを模索する必要があると。
現在の常識は工業化時代の産物であるから、第3の波の到来により常識も大きく変わっていくだろうと。
いや、ほんと、この人の本は勉強になります。正直、今、自分が生きている時代の制度がどのように組み立てられたものかなんて、
考えたこともないですからね。すべて、「そういうもの」という「常識」として捉えていましたが、
それが出来上がった意味がちゃんとあるのだということを思い知らされます。
なぜ学校へ行くの?、なぜ8時半に出勤なの?、なぜ男性は外で仕事をして女性は家事をするの??
こうした常識と思われていることの多くが、全て工業化時代の産物であると。そして、第3の波の影響により、
現在の諸制度を作り出した深い深い要因が全て揺らぎ始めているそうです。
パワーシフト―21世紀へと変容する知識と富と暴力〈上〉 (中公文庫)
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