ビル・ゲイツの面接試験―富士山をどう動かしますか?
ビル・ゲイツの面接試験―富士山をどう動かしますか?
Amazon価格:¥ 2,310 (定価:\ 2310)
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ウィリアム パウンドストーン | 青土社 | 2003-06-15

| IQの限界から、創造的思考を試すための試みへ。
「どうしてマンホールは丸いのでしょう?」
「どうやって富士山を動かしますか?」
「計測器を使わずに、どうやってジャンボジェットの重さを測りますか?」
「どうしてホテルの熱湯の蛇口をひねると、すぐに蛇口から熱湯が出てくるのですか?」
就職面接の候補者の中から、
「問題解決」「仮設思考」「論理思考」ができる人物をあぶりだすために、
”答えのない問題”や”答えることの出来ない問題”を問う事の背景について取りあげている本。
特にマイクロソフト社の面接試験の内容について詳しい。
俗にいう論理パズル問題というのは面接試験の手法として、
日本でもそれなりに根付いてきていると思う。
論理パズル対策問題集などは書店に行けば見つかる。
この本でも論理パズル例題が収録されていて、解答も掲載されている。
また、この類の問題を出題された場合の戦略についても。
俗に知能テストと呼ばれるIQを図るテストが開発されたが、
IQには限界があり、論理パズルという形で「未知の問題にどう対処するか?」
という能力を見ることの必要性についてレビューしている、
適性試験の歴史的変遷についての話が面白い。
その中でもマイクロソフトは論理パズル・答えのない問題を、
面接者に浴びせるようになった企業の典型例として語られている。
”Gates Clone"を探し当てるための、マイクロソフトの人事部面接を、
レポートしているところは面白いが、
何かその中に冷酷さがあるのは否めない。
頭がいいってどういうことなのだろう?
を考えさせられる本。
天才数学者はこう賭ける―誰も語らなかった株とギャンブルの話
天才数学者はこう賭ける―誰も語らなかった株とギャンブルの話
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ウィリアム パウンドストーン | 青土社 | 2006-11

| 最高に面白い
この手の題名の本は、
自分の経験では
タイトルだけで読者をつかんでおいて中身はあまり関連のないエッセイというパターン
(←『出オチ』とでも呼びたいパターン)
が多いのですが、
この本はそんなことはなく、題名に恥じない展開がなされます。
ただし、中心となる議論に割かれるページ数はそんなに多くないので
斜め読みでは、前述の『出オチ本』と同じような印象を受けてしまうかもしれません。
実際、自分はプロローグを読み終えた時点では失望しかけ、
さらに途中を飛ばして最後の章を読んだら
お決まりのLTCMのエピソードがエッセイ的に論じられており
『出オチ本』に過ぎない駄作と半ば確信してしまいました。
きちんと最初から最後まで丁寧に読むと、類書にはない
この本の真価が感じられると思います。
パラドックス大全
パラドックス大全
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ウィリアム・パウンドストーン | 青土社 | 2004-09-30

| 著者の力量が発揮された大変に面白い一冊
実を言うと、あまり期待せずに数学方面の関心と著者名だけで買った本である。それだけの本だったが、読んでびっくり、凄く面白いぞ!
いやいや、まずは懐疑主義的なネタが豊富なのも面白い。なにせ著者は『大暴露』『大疑惑』『大秘密』の3部作で、カッパーフィールドの「自由の女神消し」や、TMのマントラが16種類しかないことや、とにかくかなりいろいろ暴露してきた経歴の持ち主でもあるから、デバンカーとして一級だということは理解していたが、まさか誤謬の解説や論理学、哲学方面でも、これほど面白い本を書いていたとは驚きである。本当に良書。
単純にパラドックスを羅列し、解説するだけのものではなく、「知識とは何か?」という問題、認識論について現代の哲学者がどういった議論をしているかの紹介などもツボを押さえており、随所には超常現象のビリーバーによくある誤謬への皮肉もふんだん。
懐疑論的おすすめ本としても、ただの読みものとしても、教養のためにも、ひまつぶしのためにも、非常にお勧めできる愉快な一冊である。

