ジャレド ダイアモンドの検索結果

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銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎

銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎

Amazon価格:¥ 1,995 (定価:\ 1995)

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ジャレド ダイアモンド | 草思社 | 2000-09



星4つ | 「知識の蓄積の差」によって生じた格差
なぜ富める地域とそうでない地域があるのか。ある国では原子力で電気をおこし、暑い日には冷房をつけ、寒い日には暖房をつける。かたや、すべてのエネルギーを木材に依存し、農業さえしていない先住民が世界にはいる。この差はいったい何なのか? 彼らの知能が低かったのか? それとも環境なのか?

ジャレド・ダイアモンドはこの本の中で、格差は「知識の蓄積の差」によって生じたとしている。この蓄積に影響を及ぼした因子は4種類:(1)栽培・家畜化可能の動植物の分布、(2)伝播・拡散が可能な文化、特に文字、(3)発明、競争を起こす人口、(4)東西へひろがる大陸。このひとつひとつをサポートする情報をエンターテイメント性高く書き下ろしている。
 たとえば、文字のところ。世界ではたった2箇所しか独自に文字を発見していない。シュメールとマヤで、他の文字は借用だ。文字をもたない文化圏がある。彼らに文字がない理由は、地理的な障壁により伝わらなかったこと。文字を使用する商業、農業が発達していなかった。
 では、現在話されている言語の分布をみてみよう・・・オーストラリアには言語がないが、彼らの文化というのは・・・というように、サポートする情報にまたサポートする情報をもってくるので、自然と内容が深くなっていく。
 ひとつの主題に対して、ぶれずにこのボリュームを書き上げる知識にただただ脱帽。


銃・病原菌・鉄〈下巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎

銃・病原菌・鉄〈下巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎

Amazon価格:¥ 1,995 (定価:\ 1995)

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ジャレド ダイアモンド | 草思社 | 2000-09



星4つ | 「知識の蓄積の差」によって生じた格差
なぜ富める地域とそうでない地域があるのか。ある国では原子力で電気をおこし、暑い日には冷房をつけ、寒い日には暖房をつける。かたや、すべてのエネルギーを木材に依存し、農業さえしていない先住民が世界にはいる。この差はいったい何なのか? 彼らの知能が低かったのか? それとも環境なのか?

ジャレド・ダイアモンドはこの本の中で、格差は「知識の蓄積の差」によって生じたとしている。この蓄積に影響を及ぼした因子は4種類:(1)栽培・家畜化可能の動植物の分布、(2)伝播・拡散が可能な文化、特に文字、(3)発明、競争を起こす人口、(4)東西へひろがる大陸。このひとつひとつをサポートする情報をエンターテイメント性高く書き下ろしている。
 たとえば、文字のところ。世界ではたった2箇所しか独自に文字を発見していない。シュメールとマヤで、他の文字は借用だ。文字をもたない文化圏がある。彼らに文字がない理由は、地理的な障壁により伝わらなかったこと。文字を使用する商業、農業が発達していなかった。
 では、現在話されている言語の分布をみてみよう・・・オーストラリアには言語がないが、彼らの文化というのは・・・というように、サポートする情報にまたサポートする情報をもってくるので、自然と内容が深くなっていく。
 ひとつの主題に対して、ぶれずにこのボリュームを書き上げる知識にただただ脱帽。


文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの (上)

文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの (上)

Amazon価格:¥ 2,100 (定価:\ 2100)

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ジャレド・ダイアモンド | 草思社 | 2005-12-21



星4つ | 崩壊する文明と存続する文明の境界にあるもの
現UCLA教授のJ.ダイヤモンドがこれまでに地球上で存続できずに崩壊へ
至った文明について、可能な限りの科学的証拠を基に、その文明の起源から滅亡へ
至るまでの過程を可能な限り解き明かした書になります。

本書上巻の書き出しは、現代の米モンタナから始まります。モンタナと言えば、
いまだに牧畜が産業の中心にあり、N.マクリーンの一連の著になる
「マクリーンの川(A River Runs Through It)」の舞台の中心ともなった土地です。
そのモンタナが抱える問題を過去に消滅した文明と関連付け、著者が導き出した
文明の崩壊を引き起こす五つの要素(環境被害、気候変動、近隣の敵対集団、
友好的な取引相手、環境問題への社会の対応)を引きながらモンタナの現在へ至る
盛衰を過去の文明と対峙させて描写します。

そのプロセスは環境被害、気候変動の科学的証拠だけではなく、だからといって
社会の対応をはじめとする人的な影響だけでもなく、時を経ながら複合して互いに影響し、
経過していく様をバランスを失わず客観的に述べ、論文調とは異なる立場をとりつつも、
一方では悲劇的に仕上げることだけを目的とするわけでもなく、文明の命運を
分かつエッセンスを抽出することに徹しています。

第2部には、イースター、南東ポリネシア(ピトケアン島とヘンダーソン島)、
北米国先住民(アナサジ)、マヤ、ヴァイキングが同様の手法で章立てて述べられています。

これらも可能な限り、これまでの考古学、歴史学で提唱されてきた仮説と対立する
面では、独断に陥らないように反証を提示しつつ、矛盾の少ない説を提供しています。

章末には取り上げた文明の盛衰を現代の文明、例えば現代アメリカが抱える課題と
その対応状況に倒置して簡単な類推を行うことで、さりげなく忍び寄る現代社会への
同様の脅威に警鐘を鳴らしており、現代文明の末路を明確には示しませんが、
読者が容易にその将来を類推し得る話題を提供することに本書の特徴はあります。

科学的証拠自体の検証は行われないので、その信頼性にはやや不安を覚えますが、
それを除くと本書の構成や文体、また意義や話題性は十分に高いものがあると思います。


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