ジョージ・ソロスの検索結果

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ソロスは警告する 超バブル崩壊=悪夢のシナリオ

ソロスは警告する 超バブル崩壊=悪夢のシナリオ

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ジョージ・ソロス | 講談社 | 2008-09-02



星4つ | 3つの視点で興味深く読めた:今回の金融危機の特徴、理性の限界、複雑系(創発)
私の興味はもっぱら自然科学ですが、本書は次の3つの視点で興味深く読めました。

1)今回の金融危機は単なる"住宅バブル崩壊"にあらず、「米国投資銀行」破綻寸前:旺盛な米国人消費により生じた経常収支の赤字は、(財政赤字を補う為に発行された)国公債により補填され、結果的に他国から資本が還流し、これで儲けてきた(「米国投資銀行」モデル)。こちらが「超バブル」状態で最早維持できないだろう。サブプライム問題の影響は軽微と思われていた「日本輸出株式会社」は「米国投資銀行」崩壊危機(米国消費減退)の影響を受け、失速の憂き目に遭った。(「金融大崩壊」(水野和夫)も参照しました)

2)"理性の限界"のkey words「再帰性(reflexivity)」「可謬性(fallibility)」:「再帰性」はシステム思考の自然な拡張でしょう。可謬性とは「いかなる知識も誤まっている可能性があること」ですが、この議論は「理性の限界―不可能性・不確定性・不完全性」の内容を想起させます。ソロス氏の主張は「Science is a self-correcting process」(Carl Sagan)とも通じます。第7章では著者本人が「再帰性」「可謬性」を実演。

3)バブル成長/崩壊の仕組み(正のfeedback)の議論は【複雑系】の"創発"の観点から自然に映ります。自然科学の方法論は社会科学では使えないとソロス氏は強調しますが、自然科学の対象でも数式化できてないモノが依然多くあり、「複雑系」はその代表例です。バブルの成長→崩壊のモデルは「歴史の方程式」でも語られていた「自己組織化臨界」とも通じる処あり。

人間の理性には限界があり、逆にそこに可能性が潜んでいるのだ、と楽観的に構えたい処です。「危機=危険+機会」と捉える心の余裕がないと、危険しか見えなくなってしまいがちですから…


バフェットとソロス 勝利の投資学

バフェットとソロス 勝利の投資学

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マーク・ティアー | ダイヤモンド社 | 2005-09-29



星4つ | あやかりたいね、バフェットとソロス
「投資の達人は利益ではなく、利益に必然的に結びつく尺度に注目する。それが投資基準だ」。「成功する投資家は誰でも投資を行った時には既にどうなれば利益や損が出るか知っている。そして達人は常に投資対象のその後の展開を自分の基準に照らして監視しているので、いつ手仕舞うべきかを知っている」。

バフェットとソロスは、投資の世界に関心のある方なら誰でも知っているビッグネームである。しかし、2人のタイプや投資手法は大きく異なる。今まで、その2人を個別に取り上げた著作は既にたくさんあった。しかし本書はその2人をあえて比較対照しながら分析することから、巨万の富を稼ぎ出す超一流の投資家に共通する特性と法則を導き出そうとする野心的な目的を持った著作である。そして、それはある程度成功しているように思う。

その結果、著者は「投資をやれば簡単に金持ちになれる、特別な訓練も修行も必要ないという神話」は間違いであることを断言する。結局、修行が必要であり、バフェットとソロスはそれを潜り抜けてきた人物であり、ちゃんと身に着けるべき習慣や共通する姿勢があるのだということをポイントに分けてわれわれに示している。

難解な本ではないものの、たとえばイチローと松井秀を比べてそこから何かを学ぼうとするなら野球の基礎知識が必要になるように、本書を理解して役立てるには一定レベルの株式投資の基礎知識を持っていることは大切であると考える。実際に何度か投資で痛い目に遭ったことのある方であれば、自らの体験と重ね合わせながら本書から引き出せる教訓がひとつか二つはあるのではないかと思う。


ジョージ・ソロス―投資と慈善の哲学 (NHK未来への提言)

ジョージ・ソロス―投資と慈善の哲学 (NHK未来への提言)

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ジョージ ソロス | 日本放送出版協会 | 2008-01



星4つ | 伝説的投資家ジョージ・ソロスの慈善家、政治家としての側面を知ることができる一冊です。
彼は、50歳の頃すでに投資家として成功し、これからどうしていこうか、悩んだそうです。
師と仰ぐカール・ポッパーの教えを思い出し、『開かれた社会』とは何かを考え、
慈善家としての新たな道を歩んでいます。
彼は、国家よりも多額の寄付をしている場合もあるほど、私財を慈善活動に費やしています。

投資、金融の話の中では、垣間見えなかった彼の生い立ち、思想などをもとに、
彼がどういう思いで活動をしているかを少し知ることができるでしょう。


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