スティーヴン ミズンの検索結果

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心の先史時代

心の先史時代

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スティーヴン ミズン | 青土社 | 1998-08



星4つ | 原始人の心から現代人の心へ
「認知考古学」とは発掘された遺跡や道具から、かつてその場所で生活していた原始人たちの精神がどのようなものだったのかを探るもの。
たとえば住居の状態から何人ぐらいの集団で生活していたのかといったことなどを推測し、その集団の規模が維持されるために必要な認知能力は何か、とか、この道具を作り出すために求められるのはどんな心的機能か(計算能力は必要か、計画性を立てることができなければならないか、など)いったことを推論する。
著者のミズンは現代の認知科学や進化心理学の知見を応用して、探偵さながらに祖先の心のあり方についての仮説を展開していきます。
教科書で背中が曲がって毛むくじゃらのサルが徐々に直立歩行の人間に進化していく絵を見たことがありますよね?ミズンはその心理版を作ろうとしていると思えば良いです。

何百万年前もの祖先からどのようにして現代人の心理機能が出来上がっていったのか。温故知新という言葉がありますが、ミズンはとんでもなく古いものから始めて新しいものに迫ろうとしています。
思わずほぉ〜っと唸らされる本です。


歌うネアンデルタール―音楽と言語から見るヒトの進化

歌うネアンデルタール―音楽と言語から見るヒトの進化

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スティーヴン ミズン | 早川書房 | 2006-06



星4つ | 音楽・言語の起源に迫る果敢な挑戦
言語の起源は、この分野の多くの人が興味を持っている気がするのですが、
この本では、言語に加えて音楽の起源を探究しようと試みています。

ネアンデルタールは、Hmmmmm(Holistic:全体的 multi-modal:多様式的 manipulative:操作的 musical:音楽的 mimetic:ミメシス的)という、
言語と音楽の両方の前駆体的なコミュニケーション手段を持っていた、と主張しています。
「全体的」というのは、一声で一つの意味をなして単語に分かれていないというような意味、
「多様式的」というのは、犬のほえ声がワンパターン(←駄洒落すみません)であるのより、もっと多様なパターンの発声、というような意味、
「操作的」というのは、聴き手を操作するというような意味(あっちいけ!とか)、
「音楽的」というのは、音程の上下やリズムがあって、また、ある音節が特定の事物を意味してはいない、というような意味、
「ミメシス的」というのは、模倣的というような意味、
のようです。

Hmmmmmを前駆として、現代人は新しく、事物を具体的に指し示す単語を持ち、単語の組合せルール(統語?)を持つ、言語を獲得したと。
言語は効率的な情報伝達手段として発達していったと。
一方で、音楽の中には今もHmmmmmのなごりがあって、感情の表出やIDL(Infant Directed Language)の際に有用な役割を果たしていると。

論証のかなり困難な、というか不可能な、音楽の起源に挑戦するということで、
根拠として集めた事例も、脳科学(失語や失音楽といった脳損傷の事例や、神経科学 etc)、
ヒトの行動学(育児の話、個人的な音楽体験etc)、現生霊長類の行動(チンパンジー、ベルベットモンキーetc)、
化石人類の骨格、人口遺物、など非常に多岐にわたっていて、
読みごたえがあります。(参考文献の数が約500!)


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