神曲〈1〉地獄篇 (集英社文庫ヘリテージシリーズ)
神曲〈1〉地獄篇 (集英社文庫ヘリテージシリーズ)
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ダンテ アリギエーリ | 集英社 | 2003-01

| 国語辞典をお供に
言わずと知れたダンテ作『神曲』。本文庫はその第一部となる地獄編である。
物語の筋としては、森に迷ったダンテがウェルギリウスをガイドに地獄を見て回り、今後煉獄と天国へも行く予定、
というただそれだけのことだ。一言で言えば本書の内容は地獄ツアーである。ダンテはこの地獄という場所を、
細かく分けて描いており、地獄は地獄でもいろいろな段階がある。地獄に落とされた者たちは、
生前に犯した罪の種類などによって細分化されて収容されており、各人に応じた責め苦を受けている。
殺人などの重罪よりも、寧ろ人をだましたり裏切ったりした者が特に重罰を受けているのが興味深い。
地獄にいるのは古代の人間(キリスト教がまだなかったために居る者と、カエサル暗殺などの行為を行った為にも居る者とがある)、
神話世界の人物(オウィディウスの変身物語に出てくる者たちや、トロイ戦争の人々など)や、
ダンテの生きたイタリア、殊にフィレンツェの政争に明け暮れた貴族や聖職者たち(教皇までいる!)などさまざま。
とにかく頼りになるガイドであるウェルギリウスに付いてゆくダンテと共に旅していくと、
ダンテがどのような者を地獄のどの部分に入れたか、そこにダンテの考え方、痛烈な批判・皮肉があらわれ面白い。
内容は難解ではないが、イタリアの政治抗争がややこしく消化しきれない部分もある。また、本文は大きな字で読みやすく、
すぐ下に註も付され理解を助けてくれるが、普段目にしない漢字や言い回しが多く、大部の日本語辞書を手元に置きたい。
本文中には18-19世紀の英詩人ウィリアム・ブレイクによる挿絵が組み込まれ、その解題もついている。
神曲〈2〉煉獄篇 (集英社文庫ヘリテージシリーズ)
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ダンテ アリギエーリ | 集英社 | 2003-01

が、ペテロの門に至るや状況は一転、浄罪の行が始まる。まずは高慢の罪。生前、人を凌ぐことに執心した画家が、重荷を負いながら名声の虚しさを語る。ダンテ自身、学問と教養を誇って庶民の心に入らなかったことで身に覚えがあるようだ。浄罪の行はこれを始めとして7段階あるが、そのすべてを他人事で済ませられる読者は少ないだろう。畏怖の念にかられ、姿勢を正され、謙遜について深く考えさせられる。 山頂に着き、これまで絶大な信頼感を抱いてきたウェルギリウスが、含蓄のある言葉を贈ってまもなく、姿を消したことに気付いた時には、ダンテならずともじわっとくるだろう。そこで、間髪おかずベアトリーチェに一喝され、過去数年の怠惰を弾劾されるのは、師との別れの辛さを忘れるにも丁度よい。 聖書やダンテ以前の西洋古典に親しんでいれば、『神曲』になじみやすいことは言うまでもない。が、そうでなくても、本文と脚註を結び付けつつ展開を把握するには強い集中を要するため、雑念が掃われさっぱりする。つまり、読者にとっての導師、寿岳文章の註さえ丁寧に読めば、キリスト者でなくても本書は味わえる。
| 謙遜とは何か
地獄とは打って変わって、煉獄の旅の幕開きはのどかである。山裾では窪地に花が咲き、生前、敵対した者同士が共に息子の不肖を嘆き、歌を唱和する光景も見られる。
神曲〈3〉天国篇 (集英社文庫ヘリテージシリーズ)
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ダンテ アリギエーリ | 集英社 | 2003-01

| 最終的な本です
あらゆるスピリチュアルな本をよみ瞑想や祈りを続け、それでも愛ってなに?神って何?とまだ自分が2つに分かれていたときに読み、ようやく自分がひとつになれた本でした。天国編は、私の場合ですが、涙がとまりませんでした。読みながら脳が天国の波動になりつつ意識を保つのが難しく、眠気との戦いの中感動して泣いてる状態です。内容は、あなたを造ったのは神です。あなたが愛してやまないベアトリーチェを造ったのも神です。そしてあなた方が出会ったのも神の計らいです。が極意かな。

