バリー リバートの検索結果

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ユー・メイク・イット・イージー

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クラウドソーシング 世界の隠れた才能をあなたのビジネスに活かす方法

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バリー リバート | 英治出版 | 2008-07-23



星4つ | 名著『ウィキノミクス』の補足的事例集
ネット世界で急速に進む国境と人種と利害関係を超越して進む
協業を「クラウド・ソース」と銘銘し、丹念に具体例を拾った労作。

『ウィキノミクス』共著者、ドン・タプスコットが序文を寄せている
ことを見てもわかるように、『ウィキノミクス』を具現化して、さまざま
なコミュニティを生み出した事例が満載です。

本書の特徴は、「ネット」上の「クラウド」を通じて接続された
庶民のパワーが生み出すカテゴリを整理して、これでもか、と
いうほど、事例を満載して紹介しているところ。

「製品開発」「顧客サービス」「マーケティング」「コンテンツ開発」
「資金調達」「マネジメント」である。最後には、クラウドソーシングで
成功する秘訣を8つにまとめて紹介しています。これらは、つまり、
現実世界でいうと、企画・仕入れ・製造、販売、サービス、経営、資金
調達・資金管理、技術革新、ビジネスモデル革新などの、ビジネスの
「価値連鎖」が、仮想世界でも十分に構築され昨日していることを示唆
しています。その根本には、ネット上で、お互いに顔は見えなくても
信頼関係をもって、情報を有機的に融合し、交換して活発に活動をしている
ということ。本書でも、バイラル・マーケティングや、コミュニティ評価の
自生的な発展が螺旋的な勢いを経て、コミュニティを
どんどん拡張進化させていくさまが事例をともなってたくさん紹介されています。

驚きべきことは、ネットを通じて、利益追求でなく、協力すること、
貢献することに歓びを見出すたくさんの民衆の力が、「製品(共同)開発」
や「コンテンツ開発」のレベルにとどまらず、サービスや経営マネジメント
にまで及んでいる現実です。

それはすなわち、「6次の隔たり」を介して、世界中の「個人」が
クラウド上で協業するという形態が、一過性のもの、特殊な形態では
なく、急速に、普遍的な協業形態に進化していることを物語っています。

そういう点で、本書では、欧米(一部日本人の事例)事例が主流ですが、
もっと大きな範囲で、国境や人種を超えて、クラウドソースが起こっている
という理解をすると、時代の急速な変革に、身震いする思いです。


バリューダイナミクス―新しい価値創造のフレームワーク

バリューダイナミクス―新しい価値創造のフレームワーク

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リチャード・E.S. ボルトン | 東洋経済新報社 | 2000-12



星2つ | タイトル(原題)を理解するにはかなり苦労しますよ
他のレビュアーも書いてあるとおり、タイトルで買わせるつもりなら原題の"Cracking the Value Code"の方がよい。

ところが、それを日本語にすれば「価値創造の暗号を解く」となるが、実は本書は価値創造の暗号が何であるかすら述べていない(そんなものがあるとは思えないが)。まして、その解き方すら述べておらず、単に価値の創造の仕方が異なる(ように見せている)いくつかの有名企業のビジネスモデル(らしきもの)を若干説明し、株価推移を参考までに載せているだけの本である。
アーサーアンダーセンの名がこれでは泣いてしまう。

ここまで言うと言い過ぎかもしれないのでもう少し好意的なコメントを付すとすれば、Physical, Financial, Human, Customer, Supplierの全てのアセットがあらゆる組織(企業にとどまらない)の価値創造の基本要素であり、これらをどう活用すればどのように価値創造できるかを、あえてそれぞれの各要素に焦点を当て、適切な事例を用いて平易に説明しており、実は「暗号」を解く鍵はこれらアセット(+知識、勿論)以外の何物でもない、ということだ。

エピローグで「我々はまだビジネス価値創造の暗号を完全に解読したわけではない」と言っているが、これは実は「我々は暗号を解読しつつあり、やがて解読できるのだ」と言っているのに等しい。

いかにもコンサルタントの著書らしいレトリックであるが、少々判りづらいところは否めないし、「価値創造の暗号が解ける!」との期待に胸を膨らませる熱心な読者(これを買った当時は私も多少期待していた)をまたもや落胆させる可能性はさらに否めない。


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