フランシス ウェスリーの検索結果

フランシス ウェスリーの検索結果
DHCオンラインショップ

誰が世界を変えるのか ソーシャルイノベーションはここから始まる

誰が世界を変えるのか ソーシャルイノベーションはここから始まる

Amazon価格:¥ 1,995 (定価:\ 1995)

通常24時間以内に発送

フランシス ウェスリー | 英治出版 | 2008-08-18



星4つ | 複雑系科学で社会変革のメカニズムに迫る
 本書は複雑系の観点から社会を変える可能性を掴む方法を研究した本です。
 治安や貧困、交通事故や人間性を無視した医療、紛争など、身近な領域から世界レベルにまで、様々な社会問題があります。それに対して、多くの人は自分にできることが分からず、糸口のみえない複雑な問題を前にしりごみしてしまいます。しかし、本書で紹介されている多くの事例の主人公たちは、「かもしれない」状況の中で一歩を踏み出し、複雑系の波に乗って、非線形的に(非比例的に)運動を大きくして、社会変革を成し遂げます。
 従来、社会変革は努力や組織人員の規模に比例して発展すると暗黙のうちに思われていましたが、そうすると複雑な問題ほど大きな労力が想定されてしまいます。しかし、複雑な問題というのは働きかける側と働きかけられる側との相互作用によって、あり方が大きく変化し、その関係は複雑にも単純にもなりうる(本書では育児が例に挙げられています)。大切なのは日々変化する関係の中で、勇気を出して変化を起こし、自己と他者とを変革していく中で、常に新しい関係性を築いていくことです。それが持続的な変化となっていきます。
 本書は具体的な社会変革の事例(グラミン銀行など)が多く掲載されているので、社会変革の実例を学ぶ上でも参考になりますし、その上、複雑系科学の視点から解説がなされていますから、社会変革のメカニズムの勉強にもなります。従来型の一方的な「剛」的運動論ではなく、相互作用の中での変革という無理のない「柔」的な社会変革論は、意識はあってもなかなか一歩を踏み出せない多くの一般市民にとって、馴染むものではないかと思います。


+ 商品検索 +
+ PR +