金曜日の寝室 [VHS]
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薄灯かり―官能時代小説アンソロジー (講談社文庫)
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危機の外相 東郷茂徳
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| 現在の政治家にはいない
A級戦犯=悪というイメージが定着しつつあるなか、
本当に彼らは悪だったのかな、という素朴な疑問を
解決してくれました。
戦犯として裁かれた人の中には、このような素晴らしい
人もいるのか、と戦後生まれの私たちは認識しておかなければ
なりません。
また、WW2が、WW1に敗戦したドイツなど諸国に、
「これ以上戦争を起こさせないように」と、戦勝国が苛酷な
賠償金をさせすぎ、植民地没収をした。それによりドイツに
苛烈なインフラ・失業率50%近くになり戦敗国政府の失望をうみ、
ナチスを台頭と産んだ。どの人間にも闇の部分は必ずある。
それを引き出してしまったのは皮肉にも戦勝国であり、
WW1の分け前に不満だった日本が、ナチスの鬱懐に吸い込まれて
しまった、というのが昭和初期の大きな流れではないか、という
筆者の歴史観をみた気がした。
英雄の魂―小説石原莞爾 (祥伝社文庫)
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| 石原の意外な素顔
日本陸軍中の異端児として知られた石原莞爾の評伝。かなり詳細なものである。読了してわたくしがもっとも意外に思ったのは、石原の師団長としての部下への暖かなまなざしである。食事や風呂の改革など本当に部下思いでなければ発想できないことだ。むしろ有名なのは演習中に田畑を荒らさないように訓令したエピソードだろうが、わたくしには孤高の天才児としての思い込みがあっただけに、石原の人間的な側面には意表を突かれた。
本来、石原の上司板垣征四郎がA級戦犯として訴追されている以上、石原自身にもGHQの魔の手が伸びてきて当然だった。しかし石原は逆に「原爆こそが許されない戦争犯罪」と公言して憚らなかった。その姿勢がかえってGHQに「この男に手を出したらアブナイ」と思わせたのだろう。しかしこれを石原の作戦勝ちとみるのはちょっと違うように思われる。結果的に石原の気迫が勝っただけであり、戦犯としての訴追を石原が恐れていたようには見えないのである。
他にもいろいろと参考になるエピソードが紹介されているので、石原莞爾に興味・関心を持つ読者には、やや大部ではあるけれども一読を勧めたい。

