初恋限定。 4 (4) (ジャンプコミックス)
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| 終わらせるなんて本当にもったいない・・・
この最終巻は、いままでの巻以上にすばらしい内容でした。男子たちの逃避行も、浜辺で叫ぶシーンも、そして夕日に照らされながらの告白も、すべて愛おしく思いました。最近読んだ漫画で、こんなにさわやかな読後感を与えてくれたものはなかったです。
本編での一番の見所は、やっぱり楠田×江ノ本のエピソードだと思います。楠田が、劣等感に苛まれながらも海に向かって叫ぶ場面では、胸が熱くなりましたし、なぜか泣きたくもなりました。それに対して江ノ本が返事をする場面も・・・甘酸っぱい気持ちになりました。目を伏せて照れている江ノ本がすっごくかわいかったです。
緊急おまけ漫画もボリュームがあり、本編とはまた違う面白さでかなり楽しめました。曽我部の桃源郷妄想での山本・江ノ本・めぐるの姿態は、お色気というよりも神々しいまでの美しさがあります。河下先生の画力は、もう芸術の域に達してしますね。・・・惚れ惚れします。
恒例の書き下ろし、そあこちゃんには、初恋限定内のどんなサービスシーンよりもドキッとさせられました。しかも終わり方が上手い!このラストがあることで、そあこちゃんも初恋限定のヒロインに見事仲間入りを果たしたという感じです。財津君も罪な男ですね(笑)
唯一腑に落ちないのは、これだけすばらしい内容であるのにどうして打ち切られてしまったのか、ということです。まだまだ描ききれていないキャラクターも数多くいたはずですし、色んなストーリーだって考えられたはずなのに・・・。
たとえば江ノ本夕×別所(兄)の話とか、それに伴う小宵ちゃんの兄離れの話とか、千倉(兄)の話とか、江ノ本慧×楠田のその後とか・・・想像したらキリがないほど話の材料はあったと思います。それだけに非常に残念です。
何はともあれ、河下先生お疲れ様でした!次に出るのは「曽根崎心中」を含めた短編集でしょうか。次回作も期待してます!
初恋限定。 1 (1) (ジャンプコミックス)
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| 期待以上
読んでみて思ったのですが、かなり面白い!
新鮮さがありますよ、これは。
キャラも個性があっていいし、多い分マンネリ化しなそうです。
長くゆっくり読みたいですね。
初恋限定。 3 (3) (ジャンプコミックス)
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| 次回作が楽しみ
いちご100%を読み直したら、いつものように感傷的で心地よくもある憂鬱に襲われ、更に河下作品(といっても他2作だが)を読みたくなった。そこで本屋で手に取ったのがこの『初恋限定。』。ジャンプで読んでいて打ち切りになったときは残念であったが、改めて初めから読んでこの傑作が短命であったことを嘆かざるを得なかった。 オムニバス形式で描かれる数人の登場人物の初恋。その矛先は学校の同級生が主であるが、他にも年上のお姉さん、兄弟等様々であり、成就するものは完結した時点では少ない。形式上登場人物が多いことが特徴であり、恋愛の相関関係が多少複雑だが、把握が困難というほどでもない。その特徴にも関わらず個性は各人で巧みに確立されていて、恋愛も紋切り型から脱却しているものが見受けられる。 特に男性キャラは個性的で、最終巻で彼らが旅をする場面があるなど、青春物の要素も持っている。 この3巻に描かれている美術部の先輩とのエピソードは非常に面白かった。内容はややベタではあるが河下作品独特のキャラの表情、決して交わることのない2つの想いに胸をうたれた。 こんなつまらん評論めいたこと書いたけど、結局言いたいのはこの漫画を読むと学生時代に味わえなかった青い恋愛を、傍観者なんだが味わっている気分になれるってことです。いちご好きな方は一見の価値大いにあり。 河下先生のこういう疑似体験できるというか自然に入り込める世界がいいんですよね。次回作もきっと読みます。

