七冠王・羽生将棋?必勝の極意十章(上巻) [VHS]
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| ポニーキャニオン |

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七冠王・羽生将棋?必勝の極意十章(下巻) [VHS]
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| ポニーキャニオン |

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情熱大陸×羽生善治・渡辺明・佐藤康光・谷川浩司 [DVD]
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プロフェッショナル 仕事の流儀 棋士 羽生善治の仕事 直感は経験で磨く [DVD]
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| NHKエンタープライズ |

| 努力の天才
「当たり前なことを当たり前にする難しさ」
「1日1時間同じことを20年間続けられる人はいない」
上記の言葉を羽生氏の口から聴いたとき、この人も本質的には“努力の人”であると感じた。
羽生氏といえば25歳にして史上初の7冠という隔絶した才能の持ち主であることは間違い
ないのだが、それにも増してたゆまぬ努力を続けているのだろう。
そういう意味では、野球のイチローも同種であると思う。
一方であえて先を読まず、「直感」で果敢に攻める勇気も持っている。
ただ、これもいわゆるヤマ勘的なものではなく、それまでに考えてきた何万という思考の
積み重ねの結果であるらしい。
定石を積み重ねたからこそなせる業だ。
この作品を見て、本来才能とは誰もが持っているのかもしれない。
ただ、不断の努力で自らを磨き続けるということができる人間こそがトップに立てるので
ある。
才能に溺れない、強い精神力をもった努力の天才こそが、本当のプロフェッショナルになれる
のだと感じる。
100年インタビュー 羽生善治 [DVD]
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決断力 (角川oneテーマ21)
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| 会社の現場でも参考になるものを感じた一冊
勝負の厳しい世界の中で技を磨き、好成績を残している人の言うことには、耳を傾けてしかるべきものがありますね。将棋のプロ棋士として数々のタイトルを獲得してきた羽生(はぶ)永世名人ときては、なおのこと。製造の現場で働くひとりとして、物事への取り組み方や意識の向上などの点で、随所に参考になる言葉がありましたね。印象に残った著者の言葉を、以下に紹介させていただきます。
<私は、早い段階で定跡や前例から離れて、相手も自分もまったくわからない世界で、自分の頭で考えて決断していく局面にしたい思いがある>
<未知の世界に踏み込み、自力で考え、新しいルートを探し求める気迫こそ、未来を切り開く力になると私は考えている>
<リスクを避けていては、その対戦に勝ったとしてもいい将棋を残すことはできない。次のステップにもならない。それこそ、私にとっては大いなるリスクである。いい結果は生まれない。私は、積極的にリスクを負うことは未来のリスクを最小限にすると、いつも自分に言い聞かせている>
<「そんな馬鹿な」と思われることから創造は生まれる。どの世界でも、常識といわれていることを疑ってみることからアイデアや新しい考えも生まれるのではなかろうか>
<深い集中を得られるかどうかは、私の場合は、将棋を指していて、面白いと感じられるかどうかによる。楽しい局面かそうではないかで集中の度合いは全然違う。たとえば、一方的に攻められているような将棋だと集中力は弱くなる。楽しくない。興味をひく局面は、深く考えてみたいと思う。考えて面白い局面、考えがいのある局面、そういう方向へもっていくことが集中力につながるのだ>
<私は、将棋を指す楽しみの一つは、自分自身の存在を確認できることだと思っている。人生は食事をして眠るだけのくり返しではない。「こういうことができた」「こういうことを考えた」という部分がある。それは楽しさであり、人生を有意義にさせてくれる。私は、将棋にかぎらず、何かに打ち込んでいる人には、そういう発見があると思っている>
<以前、私は、才能は一瞬のきらめきだと思っていた。しかし今は、十年とか二十年、三十年を同じ姿勢で、同じ情熱を傾けられることが才能だと思っている。直感でどういう手が浮かぶとか、ある手をぱっと切り捨てることができるとか、確かに個人の能力に差はある。しかし、そういうことより、継続できる情熱を持てる人のほうが、長い目で見ると伸びるのだ>
ところで、本書表紙カバーの六割を占めている帯の腰巻がいいですね。次の一手を読んでいるのでしょうか。著者が考えに没頭している写真が、とてもインパクトがある。ただし、私が購入した2008年7月刊行の第21版では、ネットに掲載されている表紙写真の帯の文句と少し違っていて、<40万部突破! 直感の七割は正しい! ついに永世名人獲得! 圧倒的強さの源泉>という文句が記されています。
とまれ、読みごたえある一冊。昨今の世界的な経済危機の渦中にあって、政治家、財界関係者には特に一読をおすすめしたい新書です。
ハンディー版 スグわかる!まんが将棋入門―ルールと戦法完全マスター
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| 楽しくマスターできる入門書
私はルールしか知りませんでした。だから、子どもが将棋に興味を持ったとき、ルールしか教えられませんでした。
ルールだけでは、詰め将棋はできますが、本将棋を打とうとすると、初手から、何をどう動かせばいいのか、わかりません。
この本では、ルールから、序盤、中盤、終盤の考え方、戦法や手筋を、5つのステージに分けて、マスターしていきます。
各ステージでは、まず『マンガ』で引き込み、『解説』で納得し、『練習問題』で定着する、という3つのステップで攻略していきます。(何か学習書みたい。さすが『くもん』)
ロールプレイングゲームのように、進めて行けます。まあ、マンガの内容も、まさにロールプレイングゲームですし。
大人から見ると、『マンガ』の部分は、少し雑な感じがしますが、子どもは気にしないでしょう。それよりも、異形の戦士が次から次へと登場し、飽きずに見ていけると思います。
ただし、マンガにばかり興味が行くと、間の部分を飛ばして、マンガばっかり読んでしまうかも知れません。
そうなると本末転倒、肝心な部分はマスターできないかも知れません。まあ、そればっかりは、読む側の問題、子どもが将棋そのものに興味が持てるかどうかの問題なのかも知れませんが。
いずれにせよ、一度読んで終わりという本ではなく、何回も読み返し、あるいは部分的に参照することで、基本的な戦法や手筋を身に付けることができる本です。
入門書として、子どもばかりでなく、大人でも、入り易くていいと思います。
簡単に、単純に考える (PHP文庫)
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| 対談者は金出氏だけにして欲しかった
羽生と二宮清純氏、平尾誠二氏、金出武雄氏との対談集。題名は金出氏の発言から。羽生の棋風の最大の特徴は自身の「得意戦法」を持たない点である。その代わり、相手の得意戦法は真っ向から受ける。羽生と対戦(対談)した相手は自らの姿を晒け出す事になる。
二宮氏に関しては前々からスポーツライターとしての真贋性に疑問があったが、これ程酷いとは思わなかった。世間の評判に従い羽生を"天才"扱いし、後は羽生に追従を述べているだけ。一方、羽生は深遠な問題をユーモア交じりでさりげなく語る。懐が広い。
平尾氏に関しては二宮氏と大同小異。同じ勝負師と言う事で期待感があったが、アテ外れ。平尾氏は相手に勝つ方法を語るが、羽生の相手は将棋そのものである。その違いに気付かずに話し続ける姿には呆れた。何より、羽生を「羽生くん」呼ばわりするとは言語道断。二宮氏と共に人選ミスと言える。羽生の「今の最善手が10年後には悪手になっているかもしれない」と言う発言は、羽生の将棋観を良く表していると思う。
金出氏はロボット研究の第一人者。やっと対談らしくなった。金出氏はいきなり「私のコンピュータ将棋観はBrute Force(力任せ、虱潰し)型で」と興味深い話題を投げかける。昨年、渡辺竜王と対戦した"ボナンザ"もこのタイプである。この他、ソフトと人間の思考法の違い、関数の非連続性と潤滑化、アボガドロ数、NP complete問題、脳の物理性、そして題名にもなった「キス(Keep It Simple, Stupid)・アプローチ」等が将棋と絡めて語られる。金出氏の「プロ棋士の感覚も物理的に説明できる」と言う信念も面白い。
二宮・平尾氏の発言を除けば、羽生の将棋観を初めとする将棋の奥深さ、人工知能との係わりが楽しめる一作。

