海鳴社の検索結果

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報道が教えてくれないアメリカ弱者革命―なぜあの国にまだ希望があるのか

報道が教えてくれないアメリカ弱者革命―なぜあの国にまだ希望があるのか

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堤 未果 | 海鳴社 | 2006-04



星4つ | 今私達にできることを考える
大学に行く学費ため軍に入る高校生・その母の悲しみ、いかさまのような選挙マシーンなど民主主義を大儀名分とするアメリカとは思えない実情が読みやすい文章で描かれている。以前似たような内容をTV番組で特集をしていたので、やはり本当なのだろう。そんなすさまじい国であるアメリカに対して、本当に国を思いどうにかしなければと戦い続ける母親や若者・著者の愛情があふれている文章なので、内容はすさまじいけれど読後感は爽やかです。
戦争という実感のない今の日本ですが、イラク戦争にお金をだし間接的に本の内容のことを手助けしてしまった責任を改めて考えたい。そして、平和憲法をもつ国民としてその大事さを発信していかないと思う。それが日本の国際社会に対する役割なのではないでしょうか?


合気開眼―ある隠遁者の教え

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保江 邦夫 | 海鳴社 | 2008-02



星3つ | こうはなりたくない
筆者に実際に会い、佐川道場の方々とお話しての結論です。

筆者からは色々な説明を受けましたが、矛盾だらけ。技が特に効くのは道場生のみ。筆者の話を熱心に聞いている道場生ほど技が良く効く。初対面の人にも少し効いた事があるのは事実の様ですが、柔術非経験者が相手の時のみ。これは武術として用いるべき合気とは異なります。むしろカルト宗教の教祖の所業に近い。

特に疑問なのは、「合気開眼」とやらをしてから一回も佐川道場の高弟に「合気」をかけに行っていないという点。筆者がまともな科学者であるならば、書籍
として公に出す前に避けて通ってはダメでしょう。武術云々以前の科学者としてのモラルの問題です。

専門は一流なのに、専門外は自分は素人と気付かず、同じ調子で首を突っ込み途端にトンデモさんになってしまう。プラズマで有名な大槻教授と同じ現象ではないでしょうか。


自然現象と心の構造―非因果的連関の原理

自然現象と心の構造―非因果的連関の原理

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カール・グスタフ・ユング | 海鳴社 | 1976-01



星4つ | パウリ入魂のケプラー論が出色
随分以前に読んだが、最近ケストラーのケプラー伝を読んだので再読。
ユングとパウリの論文が収められているが、ユングのものは正直どう
でもいい。素直に読めば本質はオカルトそのものです(検証しえない
事物の背後にある「隠されたもの」を問うという、言葉の本来の意味
でもそうです)。フロイトと襟を分かつ主因となったといわれる方向
性が遺憾なく発揮されています。

パウリの論考にはユングとは少しことなる色合いを感じます。
「科学的理念の展開に対して知識の前科学段階が持つ意義」と述べて
います。パウリ自身、合理性が悉く常識的枠組みを打ち壊していく量
子論の画期を切り開くなかで、多分内なる何かを感じたのではないで
しょうか・・・。ケストラーはケプラーのそうした要因を「固定観念」
と控えめに表現していますが、パウリははっきりと「元型」といいき
っています。パウリ自身が「こう考えざるをえない」と感じたその時
に、そうした自分をギリギリのところで誘導する何かを考えざるをえ
なかったのか?ユングのどちらかというと形而上学的(そう呼ばざる
をえないでしょう)な非因果律原理、元型論に対して、パウリのそれ
が、もっと実感のこもった経験者の趣を感じさせるのは気のせいでし
ょうか・・・ケプラーへのシンパシーみたいなもの。

観察者と観察される系の間の「裂け目」という言い方もしています。
直接は所謂、不確定性のことを指しているのでしょうが、「裂け目」
という比喩に託したのは、たぶんウィトゲンシュタインの「世界の限
界」と同じ認識だと思います。科学的合理性の臨界点、とでもいいま
しょうか。。。
パウリは自分が歩いてきた道をふとふり返って、なにかそこにその軌
跡を創造せしめた理を感じ、同じようにその何かに翻弄された同類
としてのケプラーに強く惹かれたのではないでせうか。そんな気がし
ます。




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