吉原 真里の検索結果

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ドット・コム・ラヴァーズ―ネットで出会うアメリカの女と男 (中公新書)

ドット・コム・ラヴァーズ―ネットで出会うアメリカの女と男 (中公新書)

Amazon価格:¥ 819 (定価:\ 819)

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吉原 真里 | 中央公論新社 | 2008-06



星4つ | たぶん著者は、「ケミストリー」に打ち克ちたいんだと思う
 「価値観も知的な関心も性格も合っている相手と、関係を深めていくための努力をする意思がお互いあって、それでもやっぱり乗り越えられなかったものが、具体的に言葉で説明することのできない、直感的な違和感だとしたら、それほど悲しいことはないような気がする」(p232)という一節が、私には印象的だった。ああ、この著者は言葉によって表現しきれないもの、知性によってコントロールできないものに対して、基本的な苛立ちを感じる人なんだナ、と思った次第。だからこの著者は「左翼」なんだ、とも。
 著者は本書でmatch.comで出会った20人ほどの男性について報告しているけど、これ、記憶だけで書いてるんじゃないですよね? 日記とか、ことによるとノートを取っていたんじゃないか。自分の研究のためにインタビューも多くこなしているらしい著者は、他者との関係を意識的にコントロールしたり、他者と自分との関係を客観的に評価したりすることに馴れているのだろう。すべてが取材だったとまでは言わないけれど、恋人探しに埋没していたわけでもなかろうとも感じる。
 ただ、著者がどうして他者に対するそういう構えの中にいるのかは、興味深い問題ではないか。著者の生い立ちの詳細は知らないが、共同体に埋没するようなアイデンティティを備えていないことだけは確かで、共同体側からはデラシネと見えるかもしれないタイプだと想像する。
 本書で著者は何度も、「ケミストリー」に言及している。そしてその度に、著者は何だか当惑しているように思える。少なくとも、「ケミストリー」の神秘をロマンチックに謳い上げたりはしない(それって「右翼」のすることだしね)。で、私が思うに、「ケミストリー」って根っ子のことなんだよ、きっと。


吉原のMIRAIさん 2 (2) (ヤングジャンプコミックス)

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Amazon価格:¥ 530 (定価:\ 530)

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真倉 翔 | 集英社 | 2006-06-19



星4つ | 設定の割にはオーソドックスな印象のフーゾクモノ
現代吉原のナンバーワンソープ嬢が江戸時代の吉原へタイムスリップ、ソープ嬢として磨いたテクニックを活かして、人気女郎として活躍する様子をコメディタッチで描いた作品の完結編です。
ソープ嬢と女郎、今も昔もヤルことは同じ職業でありながらも、全く異なった時代背景であることから生じる相違点や、時代に関わらず普遍的に持っているであろう共通点を江戸時代に迷い込んだソープ嬢・未来の体験を通して描き出しています。
今巻では、前巻から引きつ続きのライバル役、良くも悪くもプロ意識の塊といった舞雪と、新キャラで、妹属性を有した小悪魔的な魅力を持つ小雛、この非常に対照的な二人の女郎と未来との対決シーンが見所ですね。小雛対未来の勝負では、時代が違っても変わることがないであろう、サービス業としてのフーゾクの本質が勝敗のポイントとなります。一方舞雪対未来の勝負では女郎とソープ嬢、似て非なるこの両者の違いが勝負の明暗を分けることになります。どちらの勝負もそれなりに凝った演出や、こだわりを感じさせるかなりエグめの構図で描かれる本番シーンなどが楽しめましたが、展開そのものは割とありがちだし、女郎の背負った「業」をとことんまで描くと言った鋭さも感じられないため、ちょっと中途半端な印象があるのも事実ですね。
「新造」や「禿」といった独特の蘊蓄、女郎の格付けや料金設定など、この作品ならではの要素もあって個人的には割と楽しめた作品ですが、設定こそ目新しさがあるものの、内容的には最近割とよく見かけるフーゾクモノのコミックと際立った違いがある訳ではなく、イマイチ差別化がうまくいかなかったようですね。それでも嫌な読後感が残ったりはしないし、絵的に「エグさ」もあるものの全体としては「可愛い系」の綺麗な絵柄です。ストーリーも破綻なくまとまっている印象ですので、一風変わったフーゾクモノコミックとして読んで損はないと思います。


吉原のMIRAIさん 1 (1) (ヤングジャンプコミックス)

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真倉 翔 | 集英社 | 2006-02-17



星4つ | ちょっと嗜好の変わった蘊蓄も楽しめるフーゾクモノ
現在ビジネスジャンプ誌上で連載中の作品で、原作者・真倉翔氏は『地獄先生ぬーベー』の原作者として知られる方です。
突然現代の吉原のNO.1ソープ嬢が江戸時代の吉原へタイムスリップしてしまう設定で始まるストーリーで、どんな状況にもめげずに頑張る女性の姿を描くというのがテーマとなるのでしょうか。最近お水系職業をテーマとした作品が増えていますが、そんな流れに乗った一作と言えるでしょうね。
ただ、上昇志向の強い女性のサクセスストーリーと言った要素はほとんどなく、主人公の未来は、のほほんとしてあまり物を深く考えない、良く言えばポジティブで状況への順応力に優れたキャラクターとして描かれ、肩のこらないストーリー展開となっています。
舞台は江戸時代の吉原ですが、その舞台や当時の女郎の生活をリアルに描写している訳ではなく、多少の吉原蘊蓄を絡めつつも、当時のネガティブな部分にはあまり触れず、あくまで現代のソープ嬢の目線や考え方をベースにストーリーは展開していきます。まぁ今も昔もやることは同じと言えば言えるでしょうから、一風毛色の変わったフーゾクモノと考えて差し支えはないでしょうね。
絵的には、すっきりとしたタッチの線で描かれているもののキャラの書き分けなどは非常に巧みだし、エロシーンもくどすぎず、しかしながら"魅せ場"としてのこだわりをちゃんと感じさせる構図や描き込みがされており、なかなか好印象でした。
全体にイヤミのない明るくライトなH系と言った作品です。


Musicians from a Different Shore: Asians and Asian Americans in Classical Music

Musicians from a Different Shore: Asians and Asian Americans in Classical Music

Amazon価格:¥ 2,743 (定価:\ 2743)

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Mari Yoshihara | Temple Univ Pr | 2008-09-28



星4つ |


Embracing the East: White Women and American Orientalism

Embracing the East: White Women and American Orientalism

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吉原 真里 | Oxford Univ Pr (Txt) | 2002-11



星5つ | オリエンタリズムへの新たな視線
ありがちなオリエンタリズム研究ではなく、アメリカ白人女性とオリエンタリズムとの関わりに注目していた点が斬新でした。これまでのアメリカのオリエンタリズム研究にとって白人女性とオリエンタリズムとの関わりというトピックは盲点でしたね。そこに目をつけた著者は素晴らしいと思います。アメリカの東洋ブームにおいて、一部のアメリカ白人女性がエンパワメントを得ていたという本書において展開される論調に、研究者の卵の卵の私は深い感銘を受けました。扱われるトピックも、オリエンタルチック物品コレクターの女性たちから、「蝶々さん」女優(白人女性)、メアリ・カサット(画家、パール・バック(作家)等々そのアイデンティティと「東洋」と深く関わっていた女性たちと幅広く、インターディシプリナリィな研究となっています。私事で恐縮ですが、修論執筆の際には、この本に深い影響を受け参考にさせていただきました。アメリカのオリエンタリズム研究や女性学研究をしている方には必携の書ですね。


Musicians from a Different Shore: Asians and Asian Americans in Classical Music

Musicians from a Different Shore: Asians and Asian Americans in Classical Music

Amazon価格:¥ 5,834 (定価:\ 5834)

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Mari Yoshihara | Temple Univ Pr | 2007-10-28



星5つ |


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