鹿野 政直の検索結果

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近代国家を構想した思想家たち (岩波ジュニア新書)

近代国家を構想した思想家たち (岩波ジュニア新書)

Amazon価格:¥ 777 (定価:\ 777)

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鹿野 政直 | 岩波書店 | 2005-06



星5つ | 「ジュニア」のための日本の思想家伝
 この本は日本の近代化に大きく影響を与えた思想家伝です。
 幕末、自由民権運動、大正デモクラシー、両大戦間期において活動した偉人の
 主張と弱点、すなわち見落としている点を「ジュニア」のために
 分かりやすく記述していると思いました。
 美濃部達吉の「天皇機関説」や石橋湛山の「小日本主義」にぜひ痺れて欲しいです。
 さて冷戦終結以降、社会主義は「暗い」イメージを抱かれがちです。
 ではなぜ社会主義に共感した人々がかつていたのでしょうか。
 本書では第四章で社会主義者たちの考えが説明されています。
 彼・彼女は何を考え、何を獲得しようとしていたのか考えてみましょう。


日本の現代―日本の歴史〈9〉 (岩波ジュニア新書)

日本の現代―日本の歴史〈9〉 (岩波ジュニア新書)

Amazon価格:¥ 777 (定価:\ 777)

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鹿野 政直 | 岩波書店 | 2000-06



星4つ | お堅い形式を乗り越えた個性的な通史
 岩波ジュニア新書版「日本の歴史」シリーズの9巻目で題が「日本の現代」とあっては、外観はいかにも無個性でつまらない本に思える。私個人も本書を手に取った時は、いかに思想史の第一人者が担当しているとは言っても構成はしっかりしている反面面白くは無い本だろうと予想していた。そもそも戦後の独立回復から2000年までの半世紀を230ページの新書で記述する事自体が詰め込みになりかねないようにも思えた。

 しかしながら本書はそのような制約と形式の下にあって、著者が「日米関係」と「経済大国」という二つの枠組みを軸として現代史を記述した充分に個性的な通史になっている。特に社会や人々の暮らしの変化については具体例を挙げながら力を入れて記述していて読み応えが在る。

 出版から8年近く経ってしまったのに加え分量の問題で多少記述が薄くなってしまった感は否めないが過去を捉える視野は広く、安易に結論を押し付けるような本ではなくて抑制された叙述であるので、現代史を考える叩き台の一つとしては有意義な本。著者の歴史についての考えを振り返ったエピローグは重い問いかけだと思う。


近代日本思想案内 (岩波文庫 (別冊14))

近代日本思想案内 (岩波文庫 (別冊14))

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鹿野 政直 | 岩波書店 | 1999-05



星5つ | わかりやすい手引書
幕末から第二次大戦敗戦までの日本近代思想をコンパクトに概説している。著者自身の考察を展開するのではなく、対象となる思想の内容自体をテーマ別に紹介しているという印象である。テーマとしては、自由民権思想や社会主義などの政治思想だけにとどまらず、民俗思想やフェミニズムもカバーしている。広汎な文献からの引用が豊富なので、記述が具体的で理解しやすいだけでなく、より深く調べたい時の手助けにもなる。
また巻末に付いた索引(人名や論文名)も充実しており、ちょっとした辞書代わりにもなりそうで、読者の目的に応じて便利に使えそうな気がする。
大学や短大の人文系講座でテキストとして利用されることもあるようなので、日本近代史の流れがある程度理解できている人には、手頃な入門書といえるだろう。


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