山崎 章郎の検索結果

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病院で死ぬということ (文春文庫)

病院で死ぬということ (文春文庫)

Amazon価格:¥ 530 (定価:\ 530)

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山崎 章郎 | 文藝春秋 | 1996-05



星5つ | 命はひとつ、救える成功率は100%しかない
・その当時、母の死に直面したばかりだった。医師も病院も無条件に信頼すべき存在のはずだった。医師の「9月末には退院できる」の言葉と裏腹に、術後9日で母と永別せねばならなかった。医師は「医学の予想を超えた悪化だ」と言った。私はその医師を憎んだ。母の命と彼を交換さえしたかった。人工心肺までして命を空しうした母に、涙が乾く日はなかった。心臓手術をして2日目、一般病棟に戻したことが誤診だとしか思えなかった。(その後意識が混濁悪化した。)誤診を疑われ、死の直前にカルテを見せて恥をかかせた担当医のことを、今尚人格者と思っていない。そんな折、私のケースそのままのタイトルを付した本書を読みふけった。母のような悲しい事例も書かれていた。命がけなのは患者だけではない。そこには家族もいるのだ。本書を読むと、病人の生死をめぐる治療が家族にもたらす功罪がよくわかる。


続 病院で死ぬということ―そして今、僕はホスピスに (文春文庫)

続 病院で死ぬということ―そして今、僕はホスピスに (文春文庫)

Amazon価格:¥ 470 (定価:\ 470)

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山崎 章郎 | 文藝春秋 | 1996-08



星5つ | 自分はコンプレックスの塊だと言う人間は読んでほしい
この本を読むきっかけは自身も山崎氏の患者であった故原島久美子さんが書いた「涙のアンパンマンマーチ」の中の日記に書かれていたことと、自分自身ホームヘルパーの勉強をしていて、末期がんの緩和ケアの話が書かれていたので読んでみようと思いました。

25年前に祖母も15年前に祖父も亡くなったのは病院でした。25年前に祖母が亡くなったときは学校で死を知らされました。母方の祖母は7年寝たきりで自宅で亡くなりました。

娘の結婚式を見届けて亡くなった父親、幼い子を残して死んだ母親の話は考えされました。この本が出た当時はホスピスと言う言葉がで出した頃で、ホスピスに行くというのは自分の死を受け入れるという意味でもありました。そして病院はぎゅうぎゅうづめの病室で過ごす世界でした。

山崎氏は団塊世代で船医をしながらあちこちの国を放浪したという人でもあります。

われわれの世代は校内暴力で学校が荒れ、そのあおりを受けて頭からつま先まで抑圧された教育を受け、高校入試はおろか大学を出たものバブル崩壊で就職難と言う不幸な世代でもあり、悪く言えば女の子の場合は自分に対するコンプレックスを強く植えつけてしまった人も多いのではないかと思います。

このレビューを書いた日に5年前に岡崎市で起きた女子大生の殺人事件の裁判のニュースで、鬱積した気持ちを女子大生に刃を向けた男とその親に欠けていたのは祖母が亡くなったときに25年前の私が火葬場で経験した人は死ぬと燃やされるという現実と、この本の登場人物の生きる力だと私は思った。

私は父の一言でヘルパーの勉強を始めましたが、この本は自分はコンプレックスの塊で何も出来ないという人に読んでほしいです。


僕のホスピス1200日―自分らしく生きるということ (文春文庫)

僕のホスピス1200日―自分らしく生きるということ (文春文庫)

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山崎 章郎 | 文藝春秋 | 1999-01



星3つ | 是非、処女作を読んでください
 処女作以上の書物を世に出すことが出来るのが、真の作家とすれば、この本はこんなものかと頷ける。叙情性を謳おうとしても筆は滑り、読む者は意外あるいはやはりという感慨を持つ。
 この書物も後半に至り著者らしさが登場し、いよいよと思って読んでいると、盛り上がりが少なく、読むほどの本だったのかという疑問を抱かせる。この著者の著作を始めて読む人には、「病院で死ぬということ」を勧めたい。天才によるものを除く、おそらく全ての作品がそうでろうが、人間は最初の思想を螺旋的に深めるのである。


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