鞍馬の火祭り
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氷川清話 (講談社学術文庫)
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| 粋でイナセな江戸っ子の放言譚
勝を嫌う人間は大抵が小説家の勝観が元であることが多い。
曰く、近藤勇を見捨て、会津を見捨てた男ということらしい。だが、勝を嫌う前に勝の置かれ
た立場を考えるのが先決であろう。
ある意味勝の放言ばかりであるが、それだけではない勝自身の反戦観が書かれており
日清戦争を「兄弟喧嘩」という例えは優れているかもしれない。
言いたい放題言いまくった勝ではあるが、的を外さず厳しい警告は現代に相通じるものが
あるのかもしれない。
海舟語録 (講談社学術文庫)
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| 郷さまも読んでね!!
老いた幕末の大立者が気ままに語り散らす
気分爽快・気宇壮大の一冊、
という点では「氷川清話」と同じだが、
より肉声に近い編集になっている。
ただその分散漫で読みにくいかも。
ちなみに若い頃の顔写真によく似ているのが
スター歌手の郷ひろみ。
というわけで、郷さまも読んでね!!
氷川清話 (角川文庫ソフィア)
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| 勝の孤独を思う
全編を通して、「小ざかしい知識より胆力がこそが重要である」という思想が通底しており、これこそ、数々の荒波を打ち破ってきた実践家である勝海舟から後生への最大のメッセージというふうに私は受け取った。彼自身そういう人物であったし、その自分さえも越えているのではないかと思われる人物として勝は、西郷隆盛の肝っ玉に最大の敬意を払っている。編者による解説文を読んでハッと気づかされたことがある。それは、江戸城無血開城という不可能を可能にした勝が、極限まで孤独であったにちがいないということ。戦わずして城を明け渡すなど、徳川方からみれば途方もない背信なわけである。しかし勝は、「日本にとってよかれ」という大局観に基づいて城を明け渡す判断をした。これは信念と、途方もない勇気、それに孤独に耐えるエネルギーがなければ不可能な判断だ。勝の真骨頂はここにあるという気がする。勝の業績を考えるとき、彼の孤独がいかほどのものだったかに思いをはせるのもよいだろう。30年ごしに徳川方への義理立ても成し遂げており、筋を通している。幕末の魅力ある人物群像の中で勝海舟は必ずしも派手さはないが、その生き方は尊敬せずにはおれない。

