日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で
日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で
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| 日本語で考えることを可能にした歴史的条件とは
たとえば言文一致運動のなかで書かれた口語体の作品よりも、鴎外の文語体の小説のほうが、欧米語に翻訳しやすかったりするのも、村上春樹の作品が多くの外国語に翻訳されているのも、作品の魅力は別にして、翻訳しやすい文章構造であったからに他ならない。
明治の知識人は、圧倒的な「普遍語」としての主要欧米語を何とかして日本語に翻訳しようという苦闘を通じて、逆に日本語を、難しい概念や思想も表現可能であり、「普遍語」に翻訳することも可能なものとして「再創造」していったのである。鴎外や漱石の文章は、そうした苦闘の所産である。
しかし、筆者によれば、そこにはそれを可能にするいくつかの歴史的条件があった。明治以前の段階で、「現地語」としての日本語がそれまでの「普遍語」であった漢文に対して、内容的にも文化的地位の面でも劣らない地位を確立していたこと。幕藩体制や発達した経済のもとで、識字率が向上しただけでなく、多くの書物が商品として流通する「印刷資本主義」が成立していたこと。そしてもう一つの絶対的な条件は、歴史的な幸運から日本が植民地化されずにすんだことである。
もし、日本が植民地となっており、その後独立したとしても、政治や経済や学術の分野で用いられる言語は宗主国のものであったかもしれない。「現地語」としての日本語には、そのような成熟は訪れなかったかもしれないのだ。わたしたちが今このように日本語で考え、論じ、さらにはそれを多国語に翻訳することができるということじたいが、偶然的な歴史の所産なのである。しかし、現在のわたしたちは、ともすれば、そうした経緯を忘れ、昔から日本語が「普遍語」に拮抗しうるものであったかのように錯覚する「遠近法的倒錯」(ニーチェ)に陥りがちである。わたしが日本語によって考え、表現できることは、歴史的条件によって可能となり、同時に制約されているのだという視点は、このような錯覚や、わたしたちが日本語で考え論じるということじたいへの反省・省察を招かざるをえない。そのような視点の重要性を理解できる読者にとっては、思考をうながすよい契機となる本だと思う。
金持ち父さん貧乏父さん
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| ねぇパパ、みんなが投資家になったら誰が生産するの?
刊行時のベストセラーで、現在もジャンル上位のロングセラー。
いまさらですが、未だに注目されているようですね。
他のレビューにもありましたが、私も恐怖を感じているので一言…
本書は、あるレベルまでは実践に値する内容で
面白く、読んで損はありません。
しかし現在のサブプライム問題等に鑑みると
若干、思考が軽薄な印象があるんです。
このような思考法が現在の経済大恐慌を起こしてしまった、
とも考えられます。
大昔の人がお金がお金を生む素晴らしい仕組みを発明しました。
しかし汗水流して働くことはもっと素晴らしいことだと思います。
本書だけを子どもに読ませ、真に受けさせてはいけません!
薦めるなら他の値打ちのある本とセットで読ませるべきだと思います。
思考の整理学 (ちくま文庫) (ちくま文庫)
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| とても参考になりました。
読書超初心者としてのレビューです。
僕はある軽度の障害の為に、思考を整理するのがとても困難なのですが、
この本はとても参考になりました。
思考の仕組みがとても丁寧に、的確に、分りやすく解説されていると思います。
それが把握できると、頭の中の整理にとても役に立ちます。
脳のモヤモヤが少々晴れて明瞭になり、イメージがどんどん広がります。
頭の中がすっきりしたような気がしました。
困難にぶち当たった時に(頭を整理するために)また読みたいです。
また、何度も読む価値のある本だと思います。
僕はまだ理解できていない部分が多々あるので、また時間をかけて読みたいです。
僕はこの本を、自分の中の名著に決めました。

