近所の景色,無能の人 (ちくま文庫 つ 14-4 つげ義春コレクション)
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李さん一家,海辺の叙景 (ちくま文庫 つ 14-3 つげ義春コレクション)
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ねじ式,夜が掴む (ちくま文庫 つ 14-1 つげ義春コレクション)
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| ひと言で言うとダメ
まず最初にひと言。絵の粗いストーリー漫画を別にして漫画を真に読み込もうと思う場合、文庫判はダメ。精緻に書き込まれていることの多いつげの作品なんかはとくにそう。個人的には青林堂版を買って欲しい。
筑摩は昔からインテリ受けのする漫画家の文庫判を出して、コミック文化の守護者のような顔をしているが、実は漫画文化破壊しているということを分かってるのか。
まあそれはともかく「ねじ式」や「ゲンセンカン主人」「必殺するめ固め」など夢の作品群を1冊に収め、全集の最初に持ってきた英断は評価したい。これらこそつげの真骨頂だからだ。つげは「無能の人」や「隣の女」など一般受けしやすい作品が売れ出してからすっかりダメになった。この巻の後半の日常生活に取材した作品群がそれ。

