ロングマン英和辞典
ロングマン英和辞典
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| 桐原書店 | 2007-02-07

| ナチュラルな英語に近づける英和辞書
ナチュラルな英語を全面にだしている点がとてもよかった。日本語の訳もわかりやすく、説明もていねいにされていた。
「日本人が間違いやすい点」「文化的背景」などが別枠で説明されていて、読む辞書として使える。また、コーパスデータを駆使し、形容詞と名詞の結びつき方など自然な英語をきちんと表として整理している点はとてもわかりやすかった。
LDOCE(英英辞典)同様、S(話し言葉)、W(書き言葉)の頻出の高さの度合にくわえ、JACET頻出度が加わっているのは、高校生向けを意識している英和辞典ならではと感じた。自分の実感としては、高校生向けの英和辞典というより、社会人・中高年齢者の英語やり直し学習として、また、日ごろ英語を使っている社会人・学生にむけてのインプットされた英語の整理として、かなり役立つ英和辞典という印象を受けている。
今回、英和辞典出版にあたり、日本語コーパスもたちあげたと書かれている。さらにコーパスを充実させ、和英辞典の出版がはやくされることを祈っている。
記号論への招待 (岩波新書)
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| 高校生のうちに読みたい本
内容としては大学1年生くらいでしょうが、高校生でも読める内容です。というよりも、本来ならこのくらいの事は知った上で大学に入学すべき(というよりしたかった)です。
記号論の考え方は受験でも使えるし、この本自体が現代文の設問に使われても不思議ではありません。下手な方法論ばかり紹介する参考書を読むくらいなら、こういう本で受験勉強して欲しいです。
もちろん、受験という視点を除いても、考え方を深める為の良い本です。
英語の感覚・日本語の感覚―“ことばの意味”のしくみ (NHKブックス)
英語の感覚・日本語の感覚―“ことばの意味”のしくみ (NHKブックス)
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| 大御所の言語学(英語学)概論の授業を聞きにいくつもりで
放送大学ラジオ講座の教材4年分を底本に、単行本化したもの(p.248「おわりに」)。元が放送用のテキストなので、全体に一貫性がなく、章ごとに話がいろんなところに飛んでいく印象である。『英語の感覚・日本語の感覚』というタイトルだけを頼って読むと違和を感じるかもしれない。実際、私も「タイトルと内容がずいぶん違う」と感じた。
本書は池上嘉彦という日本の認知言語学の先駆者による「言語学概論」あるいは「英語学概論」を大学の教室で聞きに行くつもりで読むべき本である。そのつもりで読むと、意味論や語用論など言語学・英語学の基本知識が専門用語をすくなめにして解説されているので、読みやすい言語学入門(英語学入門)として一読の価値がある。また、最初のほうで出てくる英語の例は、英語教師には授業で役に立ちそうなものが多い。池上氏がこれまで集めてきた英語の発想を語るのに役に立つ例文がおしみなく使われているので、英語教師としてもストックしておきたいという衝動にかられるのではないだろうか。
ただ、1冊の本としてはあまりに一貫性がない。言語学の本なのか、英語学の本なのか、英語発想を解説した本なのか。おそらくすべて当てはまるというべきだろうが、それぞれに興味にある人にはあまりに物足りないし、「とにかく言葉のしくみを知りたい」という人にも、どちらかというと学問的な解説をした本で、言葉のしくみそのものの解説は存外すくない。
それより、タイトルにある「日本語の感覚」の話があまり出てこなかった。まさか、最後のほうにある俳句などの話を頼んでこのタイトルをつけたのだろうか。この部分に惹かれて購入したので、はっきり言って「ダマされた」という感じである。
NHKブックスは言葉に関する本をたくさん扱ってくれているので感謝しているが、ときどきキャッチーなタイトルをつけた安易なものが混じっているので、最近、疑心暗鬼ぎみになっている。著者が一流なら良いという問題ではない。

