国家の品格 (新潮新書)
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| 大衆にウケて、専門家にウケない本
別に画期的でもなんでもなく、目新しい事は何一つ書いていません。
国際化が俗悪的なアメリカ化であるという議論はもうかなり前から行われております。
ハイエクは、「規制緩和をすれば経済はうまくいく」とは一言も言ってません。彼は、自由競争のためには政府の介入は極力避けるべきであるが、「自由競争が正しく行われるための制度は政府によって作られるべきである」と明確に述べております。
民主主義の起源はジョン・ロックではありません。直接民主政は古代ギリシアから行われておりました。もっというと、民主主義はdemocracy、つまり人民による支配という意味で、そこに主義思想の意味は入りません。
とまあ、ちょっと歴史を学んだ人間ならすぐ気づく部分が山ほどあるわけです。
もちろん、部分的には納得できる部分もありますし、文章も面白いですが、著名な人物が政治学や歴史についての知識を持たずに面白おかしくいたずらに大衆を煽るような文章を書くと、煽られた大衆の処理が後々問題になってくると思うのですが、いかがですか?
「弱きを助け、強きを挫く」のが武士道であり、それが「市場原理主義」や「民主主義」に代わるとするならば、誰が「弱きを助け、強きを挫く」のか?そして、誰が「弱き者」「強き者」を決定するのか?市場経済では値段や収入が、民主主義では投票結果がそれを決めていたが、武士道はどうなのか?考えて欲しいです。
天才の栄光と挫折―数学者列伝 (文春文庫)
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| 藤原氏の代表的名著、待望の文庫化。
藤原正彦氏の代表的名著、待望の文庫化である。
藤原氏特有といっていい、格調高く、無駄のない、それでいて平易な文章が、「いつまでも読み続けていたい」という気持ちにさせる。
なぜこれほど優れた文章力を持っておられるのか、本当に感嘆するしかない。
個人的には、フェルマー最終定理を証明したワイルズのエピソードが一番好きで、読み返すたびに涙ぐみそうになる。
将来、理数系を志望している中学生の次女に、(強制的に?)読ませています。
若き数学者のアメリカ (新潮文庫)
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| 20のころ読書
近頃、国家の品格で有名な著者ですが、
学生の時にこの本を読みました。
私が理系に所属していたこともあってか、
面白く、また参考になるように読めました。
理系学生の葛藤にウッテツケ?では、と思います。

