NHK みんなのうた 2007年 08・9月号 [雑誌]
NHK みんなのうた 2007年 08・9月号 [雑誌]
Amazon価格: (定価:\ )
| 日本放送出版協会 | 2007-07-18

|
天地人〈上〉天の巻
天地人〈上〉天の巻
Amazon価格:¥ 893 (定価:\ 893)
通常24時間以内に発送

| プロの作家が書いたとは信じ難い
歴代の大河ドラマ原作の中でも最軽量級の、ライトノベルよりライトな作品。
内容以前にまず素人の自費出版かと疑うような文章力のなさで、読み進めるのが苦痛です。
ストーリーもマンガレベル、というとマンガに失礼でしょう。歴史小説がどこまで史実に忠実であるべきかは難しい問題ですが、この小説はそんな史実がどうこうという次元にはありません。「花の慶次」あたりを読んだ高校生が直江兼続を主人公に小説を書いてみました、というレベルの作品。それが何とNHK大河ドラマの原作というのですから、恐ろしい世の中になったものです。
もっとも、ドラマ化に際して「原作を冒涜した」という非難だけはまずありえないでしょうから、そういう意味では賢い選択だったかも知れませんね。
天地人〈中〉地の巻
天地人〈中〉地の巻
Amazon価格:¥ 893 (定価:\ 893)
通常24時間以内に発送

|
天地人〈下〉人の巻
天地人〈下〉人の巻
Amazon価格:¥ 893 (定価:\ 893)
通常24時間以内に発送

| そこそこ読める
直江兼続との出会いは、中学生か高校生くらいに読んだ司馬遼太郎の関ヶ原。
閻魔大王への手紙とともに小者の家族の首をはねたり、朝鮮出兵時に書物をあさったり、殿中で伊達政宗と堂々とわたりあう、あるいは手玉にとる逸話、三成と家康挟み討ちの謀議をこらすシーン、そして、そして、直江状のシーン、とにかく兼続はかっこよかった。
こうしたエピソードはどこまで史実かわからないけど、火坂さんの天地人はこれらが捨象されていたり、書き込み不足だったりしているせいか兼続がいま一つかっこよくない。正直ものたりない。
ただ火坂版では司馬遼版にはない関ヶ原後の兼続に会うことができる。決して派手ではないが米沢藩の民政に大きな功績を残したり、上杉家存続のため卑屈なまでに本多正信とのコネにこだわったり、大坂の陣の真田幸村の活躍を眩しく眺める兼続は、かっこよくないけど、それなりに魅力的であり、共感を覚える。
私自身は上中下の3巻を2日程度で一気に読了してしまった。盛り上がりにはかけるけど、読みやすく、一旦読み出せばそこそこおもしろくてはまるとういうのが私の感想です。
気軽に手に取ってみてください。

