ポケットにライ麦を (クリスティー文庫)
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アガサ・クリスティー | 早川書房 | 2003-11-11

| マザーグースに乗った古き良き物語
ミス・マープルもので題名は「マザーグース」から採っており、事件も「マザーグース」をなぞる。自分が仕込んだメイドの仇討ちのため、殺人事件が起きた屋敷にマープル自身が乗り込むというのが新趣向。
メイン・トリックは「**殺人」と一口で言える程、他愛のないもの。他の作家が書いたら読者が怒る所だが、クリスティの場合、トリックを物語の中に自然に溶け込ませる技巧が卓越しているので、無理なく楽しめる。ただ、クリスティが屋敷物を書く場合、犯人像が画一化しているのが唯一の瑕疵か。
屋敷の中での「マザーグース」に乗った連続殺人という古き良き牧歌的な舞台の中で、マープル御大自ら事件解決に出馬するというサービス精神に溢れた中期の傑作。
麦熟るる日に (1978年)
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ポケットにライ麦を (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-17))
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| ミス・マープルらしい好作品
ミス・マープルがかつて家事を教えた家事見習いの少女が、メイドとして勤めていた家で殺された。どうしても真相が気になるマープルおばあちゃんは捜査に乗り出すが・・・
コンプレックスに満ちた少女の心理が非常にうまく描かれている。そんな彼女を利用した犯人がひどすぎる!最後の一ページはホント、哀しかった。

